「重大な支障」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「重大な支障」、という表現を知っているでしょうか。
これは吉本興業と芸人との騒動で使われた言い回しです。
ここでは「重大な支障」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「重大な支障」とは?
- 「重大な支障」の英語と解釈
- 「重大な支障」の具体例や表現の使い方
- 「重大な支障」を使った例文と意味を解釈
- 「重大な支障」の類語や類義語・言い換え
「重大な支障」とは?
重大の支障、というのは2019年7月19日、吉本興業が雨上がり決死隊の宮迫博之との契約解消を発表した際に使った表現です。
「宮迫博之のマネジメントの継続に重大な支障がある」ということで契約が解除されました。
「重大な支障」というのは極めて大きな差し障りがある、極めて大きな差し支えがある、という意味になります。
重要なという言葉には優先順位の高い、重視する必要がある、などという意味があり、支障という言葉には差し障りは差し支え、何かをするための妨げとなる物事、という意味があります。
つまり、吉本興業は宮迫博之なのトラブルを受け、宮迫のマネジメントに妨げになると考えて契約解消に至ったのです。
- 「重大な支障」の読み方
「重大な支障」の読み方
「重大な支障」というのは「じゅうだいなししょう」と読みます。
今回ニュースでよく使われた表現ですから、聞いた記憶があると感じる人も多いのではないでしょうか。
「重大な支障」の英語と解釈
「重大な支障」という表現を英語にすると“serious troubles”になります。
深刻な事情、優先するべき事情、ということになりますね。
「重大な支障により、契約を解消することにしました」であれば“We decided to cancel our contract because of these serious troubles.”になります。
「重大な支障」の具体例や表現の使い方
「重大な支障」と言えば、やはり吉本興業と宮迫博之の契約解消ではないでしょうか。
宮迫博之らは反社会勢力主催の会合に出席していたと言われており、しばらく謹慎処分を受けていました。
最初は金銭の受け取りはないと主張していましたが、後になって金銭のやり取りがあったということがわかり、嘘もかなり批判されましたね。
世間の批判を浴びることとなり、闇営業という聞こえの悪さも相まって、社会に大きな反響を与えました。
この騒動にけじめをつけるため、宮迫博之は芸能界の引退を申し入れていたと言われています。
そして契約解消という事実上の解雇をし、その理由を「重大な支障」、表現しました。
「重大な支障」を使った例文と意味を解釈
これは例文を紹介していきます。
- 「重大な支障」を使った例文1
- 「重大な支障」を使った例文2
「重大な支障」を使った例文1
「今後の契約続行に重大な支障があります」
「重大な支障」があるという事は重大な問題がある、ということになります。
もしも契約を続行するにあたって考えなければいけないような重大な問題があるという場合、このような表現が可能ですね。
例えば契約に書かれている条件も守らなかった、今回の宮迫のように反社会勢力に関わった、ということであれば、契約の続行は困難であるとみなされてしまってもおかしくありません。
「重大な支障」を使った例文2
「重大な支障をきたさないように気をつけてください」
何かをするときにはトラブルを起こさないように、「重大な支障」を引き起こさないように気をつけることも大切です。
何か大きな失敗をしてしまえばそれだけで取り返しがつかなくなることもありますよね。
少しのミスであれば問題ありませんが、周りに多大な迷惑をかけてしまうような問題を引き起こした場合は、それが「重大な支障」となり、今後の仕事等に影響を与えることがあります。
「重大な支障」の類語や類義語・言い換え
これは類義語を紹介します。
- 「深刻な問題」【しんこくなもんだい】
- 「不都合」【ふつごう】
「深刻な問題」【しんこくなもんだい】
深刻な問題、というのは物事が内包する、容易に解決できない問題のことを指しており、根本的な問題を指す場合もあります。
なかなか解決できない場合にこの表現が使われます。
「不都合」【ふつごう】
都合という言葉には都合が悪い、不届き、などという意味があります。
その対義語は好都合です。
「重大な支障」という言葉は今回のニュースでも注目されました。
仕事等ではトラブルを引き起こさないように出しなければいけません。