「理不尽極まりない」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「理不尽極まりない」、という表現を知っているでしょうか。
納得いかない時などに使った経験を持つかもしれません。
ここでは、「理不尽極まりない」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「理不尽極まりない」とは?
- 「理不尽極まりない」を分解して解釈
- 「理不尽極まりない」の表現の使い方
- 「理不尽極まりない」を使った例文と意味を解釈
- 「理不尽極まりない」の類語や類義語・言い換え
「理不尽極まりない」とは?
「理不尽極まりない」、というのは大きな不満を表すときに使える表現です。
相手の言動などが極めて人としての道をはずれており、理不尽だと感じる気持ちが強い場合に「理不尽極まりない」、という表現が使えるのです。
理不尽という言葉には筋が通っていないという意味があり、これは物事の道理に対しておかしいと感じたときに使える言葉です。
さらに、極まりないという表現には最頂点に達しるという意味があり、この2つを合わせて、「理不尽極まりない」という表現はその人の対応や物事などに全然納得がいかない、という表現を強調する言葉になるのです。
- 「理不尽極まりない」の読み方
「理不尽極まりない」の読み方
「理不尽極まりない」という表現は「りふじんきわまりない」と読みます。
日常的にも使える言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
「理不尽極まりない」を分解して解釈
ここでは「理不尽極まりない」という表現を分解して紹介していきます。
- 「理不尽」
- 「極まりない」
「理不尽」
理不尽という表現には家にかなわないやり方ですること、あるいは理にかなわない態度や様子、という意味があります。
道理を尽くさない、道理に合わない、という意味があり、理不尽な要求、理不尽な扱い、などという言い方があります。
「極まりない」
極まりない、というのはこの上ない、という意味になります。
すごく、などというレベルではなく最高レベル、という意味になるのです。
「理不尽極まりない」の表現の使い方
「理不尽極まりない」、という表現は道理に合わない相手のやり方に不満を強く感じた時に使える表現です。
例えば、最近は男女雇用機会均等法が施行されたことによって法的に女性も働けるようになりました。
しかし、その一方で結婚や妊娠、出産などによって男性上司から嫌なことを言われた、という女性も多いのではないでしょうか。
女性だからという理由で「結婚しないの?」としつこく聞かれた、「妊娠したら仕事を辞めるんでしょう?」と言われた、などとなれば、それは「理不尽極まりない」と言えるでしょう。
女性だからという理由でキャリアが追求できないのは悲しいです。
「理不尽極まりない」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「理不尽極まりない」を使った例文1
- 「理不尽極まりない」を使った例文2
「理不尽極まりない」を使った例文1
「育児休暇をあけて職場に戻ったら、私のデスクがなく、理不尽極まりないと感じました」
出産を経て仕事に戻った後、出産前と同じキャリアは得られなかった、という女性もいるのではないでしょうか。
たとえ同じ職場に戻れたとしても部署が変わっていた、以前ほどの肩書が得られなかった、と悩む女性は珍しくないと言われています。
平成の時代は、いまだに女性が男性をサポートする時代だったとも言われており、女性だからという理由でキャリアが追求できなかった理不尽さがありました。
「理不尽極まりない」を使った例文2
「私の子供が1歳年上だからって、周りの子供から我慢を強いられて、理不尽極まりない」
小さな子供がいると、他の子供やそのママ達との関係に悩む人もいるかもしれません。
特に自分の子供が周りの子供よりも一切年上である、などということになると、周りから「お姉ちゃんだから」「お兄ちゃんだから」などという形で我慢を強いられることもあるかもしれません。
本当の兄弟では無いのに、なんでうちの子だけ、と思うと、理不尽だと感じるママもいるのではないでしょうか。
「理不尽極まりない」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「理にかなわない」【りにかなわない】
- 「理屈がおかしい」【りくつがおかしい】
「理にかなわない」【りにかなわない】
理にかなわない、というのは道理にかなっていない、理屈がおかしい、という意味になります。
道理が立たない、などと言われる場合もあります。
「理屈がおかしい」【りくつがおかしい】
理屈がおかしい、というのはその理屈は通用しない、その理屈に矛盾がある、ということです。
理屈というのは物事の筋道を指しますが、こじつけの理由を指す場合もあります。
「理不尽極まりない」という表現は日常的にも使えますので、ぜひ覚えておきましょう。
理不尽な経験はしたくないものですが、このような経験をしたときにはぜひこの表現を思い出してみてください。