「突入」とは?意味や使い方!例文や解釈
「突入」とは、「激しい勢いで突っ込むこと」や「重大な事態・局面に入ること」を意味する言葉です。
「突入」の「意味・読み方・使い方・突入を使った言葉・例文と解釈・突入と突撃の意味の違い・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「突入」とは?
- 「突入」の表現の使い方
- 「突入」を使った言葉と意味を解釈
- 「突入」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「突入」と「突撃」の意味の違い
- 「突入」の類語や類義語・言い換え
- 「突入」の英語と解釈
「突入」とは?
「突入」という表現は、「激しい勢いで突っ込むこと」や「勢い良く建物などの内部に踏み込むこと」を意味しています。
また「突入」という言葉には、「重大な局面に入る」や「重大な意味のある状況へと移り変わる」といった意味合いもあります。
- 「突入」の読み方
「突入」の読み方
「突入」の読み方は、「とつにゅう」になります。
「突入」の表現の使い方
「突入」の表現の使い方は、「激しい勢いで突っ込んだり、建物内に踏み込んだりする場合」に使うという使い方になります。
例えば、「敵が集結している陣地に、奇襲部隊が突入しました」といった文章で、「突入」の言葉を使えます。
また「突入」という表現は「労働組合の主導でストライキに突入しました」などのように、「重大な事態・状況に入ること」を意味して使われることもあります。
「突入」を使った言葉と意味を解釈
「突入」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「建物に突入する」【たてものにとつにゅうする】
- 「突入態勢」【とつにゅうたいせい】
- 「戦争に突入する」【せんそうにとつにゅうする】
「建物に突入する」【たてものにとつにゅうする】
「建物に突入する」という表現は、「建物の内部に勢いよく入っていくこと」を意味しています。
例えば、「大勢の警察が、特殊詐欺グループが立てこもる建物に突入しました」といった文章で使用することができます。
「突入態勢」【とつにゅうたいせい】
「突入態勢」という言葉は、「敵の陣地や建物などに勢い良く踏み込んでいく姿勢・構え」を意味しています。
例えば、「隊長の合図があれば、いつでも突っ込んでいけるような突入態勢を固めていました」といった文章で使われます。
「戦争に突入する」【せんそうにとつにゅうする】
「戦争に突入する」という表現は、「平和な状況が終わって戦争という緊急事態に入ること」や「戦争状況へと移り変わること」を意味しています。
例えば、「最後通牒(さいごつうちょう)を突きつけられていた外交交渉が決裂して、我が国は戦争に突入することになりました」といった文章で使うことができます。
「突入」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「突入」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「突入」を使った例文1
- 「突入」を使った例文2
「突入」を使った例文1
「雨あられのように降り注ぐ矢を盾で交わしながら、精鋭部隊の猛者(もさ)たちが敵陣へ突入していきました」
この「突入」を使った例文は、「雨あられのように降り注ぐ矢を盾で交わしながら、精鋭部隊の猛者たちが敵陣の中へと勢い良く攻撃しながら踏み込んでいった」ということを意味しています。
「突入」を使った例文2
「納得できない労働環境に抗議して鉄道会社の社員たちがストライキに突入したため、今日は列車で移動することができません」
この「突入」を使った例文は、「納得できない労働環境に抗議して鉄道会社の社員たちがストライキの活動の実行・局面に入ったため、今日は列車で移動することができない」ということを意味しています。
「突入」と「突撃」の意味の違い
「突入」という表現は、「勢い良く突っ込むこと」や「激しい勢いで内部に踏み入ること」を意味しています。
それに対して、「突撃」という表現は、「敵の陣地・拠点などに突入して、敵を攻撃しながら占領する戦術」を意味しているという違いがあります。
「突入」にも「敵陣に入って攻撃する」という意味のニュアンスはありますが、「突撃」は「敵の陣地に踏み込んで攻撃する」という意味が非常に強くなっているのです。
また「突入」には「連休に突入する・戦争に突入する」などのように、「重要な事態・局面に入る」という意味もありますが、「突撃」にはそういった意味合いがないという違いもあります。
「突入」の類語や類義語・言い換え
「突入」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「入り込む・踏み込む」
- 「突撃・攻撃に入る」
- 「変化する・移り変わる」
「入り込む・踏み込む」
「突入」の類語・言い換えとして、「入り込む・踏み込む」があります。
「突入」というのは、「勢いよく建物の内部(敵の拠点)などに入り込むこと、踏み込むこと」を意味している表現です。
その意味合いから、「突入」という言葉は「入り込む・踏み込む」という言葉に言い換えることが可能なのです。
「突撃・攻撃に入る」
「突入」の類義語・言い換えには、「突撃・攻撃に入る」があります。
「突入」というのは、「勢いよく入り込んで攻撃すること」や「敵の拠点・陣地などに突撃すること」を意味する表現です。
その意味合いから、「突入」と良く似た意味を持つ類義語(シソーラス)として、「突撃・攻撃に入る」を上げることができるのです。
「変化する・移り変わる」
「突入」の類語・言い換えとして、「変化する・移り変わる」があります。
「突入」という表現には、「今までの状況とは変化して、重大な事態に入っていくこと」という意味があります。
その意味合いから、「突入」という表現は「変化する・移り変わる」という表現に言い換えることができます。
「突入」の英語と解釈
「突入」という言葉は、以下のような英語で書き表すことができます。
“rush”(突入・突入する・入り込む)
“breach and enter”(障壁などを破って突入する・力ずくで入り込むこと)
“break into~”(~に無理やり突入する・~に入り込む)
- “The labor union members broke into a strike because they dissatisfied with the working conditions.”
“The labor union members broke into a strike because they dissatisfied with the working conditions.”
「突入」の言葉を使ったこの英語の例文は、「労働条件に不満があったため、労働組合の組員はストライキに突入しました」ということを意味しています。
「突入」という言葉について徹底的に解説しましたが、「突入」には「激しい勢いで突っ込むこと・勢い良く内部に入ること」や「重大な事態・状況に移り変わること」などの意味があります。
「突入」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「入り込む・踏み込む」「突撃・攻撃に入る」「変化する・移り変わる」などがあります。
「突入」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。