「追究」とは?意味や使い方!例文や解釈
「追究」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「追究」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「追究」とは?
- 「追究」の表現の使い方
- 「追究」を使った言葉と意味を解釈
- 「追究」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「追究」の反対語
- 「追究」の類語や類義語・言い換え
- 「追究」の英語と解釈
「追究」とは?
「追究」とは学問的に、確かではないことやわからないことをどこまでも深く考えて、すじ道をたどり明らかにすることを言います。
- 「追究」の読み方
「追究」の読み方
「追究」と書いて「ついきゅう」と読みます。
「追究」の表現の使い方
「追究」とは学問的に深く考えて、わかっていくようにすることという意味です。
使い方を間違えやすい言葉として「追求」「追及」があります。
読み方も同じなので混同しやすいのですが「追及」は相手の責任、欠点などを追い詰めるという意味で使います。
「追求」は学問、真理などを深く考えて極めるという意味になります。
この違いも併せて覚えておくようにしましょう。
さて「追究」ですが使い方としては「真理を追究している」「わかるまで何年でも追究するつもりだよ」といったようにわからないこと、不明な物事を明らかにするという意味で使います。
特に人を非難するという「追及」と間違えないようにしましょう。
「追究」を使った言葉と意味を解釈
それでは「追究」を使った言葉をいくつか紹介します。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「美の追究」
- 「謎を追究」
- 「学問を追究」
「美の追究」
「美の追究」とは美しさ、美に関してどこまでも深く考える、研究するといった意味になります。
例えば、女性で美容に興味がある人、詳しい人に「美の追究を続けていく」「美の追究を怠らない」などと言います。
「謎を追究」
「追究」とは不確かなこと、わからないことをどこまでも考えて探っていくこと、明らかにすることです。
ですから「謎を追究」とは実体がわからないもの、不思議なことに関して深く考えてわかるようにしようとすることを言います。
「永遠の謎と言われているが、私はこの謎を追究していくつもりだ」「歴史上の人物の謎を追究していきたい」という風に使います。
「学問を追究」
「追究」とは学問的に明らかにするという意味ですから「学問を追究」とはよく使われる言い回しとなります。
勉強をしていることをもっと深く考えて極めていきたいという時などに使います。
「学校を卒業しても学問を追究していくことは続けるつもり」「長年、学問を追究しているがまだまだわからないことだらけだ」という風に使います。
「追究」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「追究」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「追究」を使った例文1
- 「追究」を使った例文2
「追究」を使った例文1
「学問の追究を一生続けていくつもりでいる」
「追究」とはわかるまで研究すること、続けることという意味合いがあります。
例文のように自分がしている学問を一生続けるという意思を表す時に「追究」という言葉を使います。
「追究」を使った例文2
「追究した結果をこれから発表していきます」
「追究」とはわからないことを明らかにすることです。
例文は、明らかになったことを発表しますという意味で使っています。
人に対することは、例えば「責任問題を追及」という風に使いますが、学問的なことは「追究」という字を使います。
「追究」の反対語
「追究」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「追究しない」【ついきゅうしない】
- 「明らかにしない」【あきらかにしない】
「追究しない」【ついきゅうしない】
「追究」という言葉は名詞ですので、反対語というのはないのですが「しない」をつけることで反対の意味を表す言葉となります。
「追究しない」とはわかるようになるまで深く考えることはしないという意味です。
「表面的に学べばいいと思っているので、私はこれ以上は追究しない」という風に使います。
「明らかにしない」【あきらかにしない】
「追究」とは不明なことを明らかにしようとすることを言いますので、反対の意味を持つ言葉としては「明らかにしない」という言葉が当てはまります。
これは物事をはっきりさせない、わかるようにしないという意味です。
「神秘的な方がいいから、これ以上明らかにしない方が効果的だ」「真相は明らかにしないつもりみたいだ」などと使います。
「追究」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「追究」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「研究」【けんきゅう】
- 「探究」【たんきゅう】
- 「研鑽」【けんさん】
「研究」【けんきゅう】
「研究」とは物事について、深く考える、調べること、真理を明らかにすることを言います。
「世界の歴史について研究している」「あなたは、立派な研究者になったね」「彼は研究所に勤めている」などと使います。
「探究」【たんきゅう】
「探究」とは物事の真相、価値、あり方などを深く考えること、すじ道をたどり明らかにするという意味があります。
「この仕事はね、探究心を持っていることが大事なんだよ」「真理を探究する」「じっくり時間をかけて探究していく」などと使います。
「研鑽」【けんさん】
「研鑽」とは学問などを、深く研究するという意味があります。
「研鑽を積む」という風に使います。
「追究」の英語と解釈
「追究」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“pursue truth”(心理を追究する)と言います。
いかがでしたでしょうか。
「追究」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「追究」とは学問的に不確かなことを明らかにするという意味で使います。
同音語である「追及」は人の責任などを追い詰めるという意味で「追求」は手に入れようとして追い求めることです。
これらの違いも併せて覚えておくことをおすすめします。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしていきましょう。