「滅茶苦茶」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「滅茶苦茶」という表現を知っているでしょうか。
そんな「滅茶苦茶な」と表現することもありますよね。
ここでは「滅茶苦茶」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「滅茶苦茶」とは?
- 「滅茶苦茶」の語源
- 「滅茶苦茶」の表現の使い方
- 「滅茶苦茶」を使った例文と意味を解釈
- 「滅茶苦茶」の類語や類義語・言い換え
「滅茶苦茶」とは?
「滅茶苦茶」という表現は滅茶という表現を強めた言葉になります。
滅茶というのは筋道が立たず、道理に合わないという意味であり、それ以外にも程度が甚だしい、度を越している、という意味があります。
例えば、道理に合わないことを主張する人に対して滅茶をいうなどと表現することがありますよね。
滅茶茶な考えを持つなどということもあるでしょう。
あるいは、滅茶な飲酒をして病院に運ばれる、などということもあるのではないでしょうか。
「滅茶苦茶」というのはこれをさらに強めた表現であり、滅茶以上にひどいという意味があります。
つまり、「滅茶苦茶」な考えといえば滅茶な考えをさらに強めた表現になるのです。
- 「滅茶苦茶」の読み方
「滅茶苦茶」の読み方
「滅茶苦茶」という表現は「めちゃくちゃ」と読みます。
平仮名で書くこともありますので、合わせて覚えておきましょう。
「滅茶苦茶」の語源
「滅茶苦茶」、という表現はあて字なのではないかと考えられています。
お茶には関係がありません。
漢字は後で当てはめられたものだと言われています。
「滅茶苦茶」の表現の使い方
誰かが道理に合わない、現実的ではない意見などを言ったときに、「それは滅茶苦茶だよ」ということがありますね。
究極論をいう、現実的ではない話をする、などという人に対して「君の話は滅茶苦茶だ」ということもあるのではないでしょうか。
あるいは、恋人と喧嘩してショックを受けている人に対し、周りが一生懸命助言して励まそうとしているにもかかわらず、誰かが「それなら別れてしまえ」と極論を言ってしまえば、それは滅茶苦茶な助言になりかねません。
また、掃除をしようと思っても、掃除をしながら出てきた思い出の品々に関心を寄せて見返してしまったりすれば、掃除が終わらず、ますます部屋が「滅茶苦茶」になってしまうということもあるのではないでしょうか。
「滅茶苦茶」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「滅茶苦茶」を使った例文1
- 「滅茶苦茶」を使った例文2
「滅茶苦茶」を使った例文1
「妹は真顔で滅茶苦茶な意見をいうので、たまに本気か冗談なのか分からずに困ります」
真顔で冗談を言われると、本気なのか冗談なのか分からずに困ることがありますよね。
「真顔で滅茶苦茶な意見」を言われても、反応に困るということがあるかもしれません。
「冗談めかして滅茶苦茶な意見」を言われれば冗談だとわかりますから、笑って済ませられます。
しかし、「真顔で滅茶苦茶な意見」を言われるとほんとに実行するのではないか、と強くなってしまうこともあるかもしれません。
何を考えているのかその文脈から読み取る必要がありそうです。
「滅茶苦茶」を使った例文2
「母は滅茶苦茶な人で、いつも自分を中心に考えている」
自分を中心に考えているという人は珍しくないですよね。
どれだけ他人のことを考えていると言っていたとしても、結局は自分がかわいい、という人も多いのではないでしょうか。
また、誰に対しても自分が1番だという考え方を持っている人の場合、「滅茶苦茶」な意見をいうこともあるでしょう。
自分の意見が正しいと主張するために、話の都合の良いところだけ取り出したりなど、「滅茶苦茶」な捉え方をすることもあるのではないでしょうか。
そもそもそのような考え方をする人は話し合っても無駄かもしれません。
「滅茶苦茶」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「不合理」【ふごうり】
- 「無茶苦茶」【むちゃくちゃ】
「不合理」【ふごうり】
不合理、というのは道理に合わず、論理的にも筋が通らない、矛盾している、ということを表します。
不合理な制度、などと表現しますね。
例えば、残業時間が増えているのに収入が減っていくのは不合理だと感じる人もいるのではないでしょうか。
「無茶苦茶」【むちゃくちゃ】
無茶苦茶という表現も「滅茶苦茶」の類義語だといえます。
これも「無」を強めた表現であり、無茶という言葉には筋道が立たず、道理に合わないという意味があります。
「滅茶苦茶」という表現はカジュアルな場所でよく使われる言葉ですから、ぜひ覚えておきましょう。
無茶苦茶という表現も併せて知っておけると良いですね。