「相互協力」とは?意味や言い換え!例文と解釈
この「相互協力」は、色々な場面において大切になることだと言っていいでしょう。
目次
- 「相互協力」とは?
- 「相互協力」を分解して解釈
- 「相互協力」の表現の使い方
- 「相互協力」を使った例文と意味を解釈
- 「相互協力」の類語
「相互協力」とは?
「相互協力」とは、お互いに力を合わせるという意味で使う言葉です。
ビジネスではもちろん、友達や仲間同士で何かの目的の為にこれを行うという場合も少なくありません。
力を合わせることになる内容は様々で、同じことの場合もあれば、全く違うことという場合もあります。
そして、その度合いも同じ程度だとは限りません。
比較的体力や余裕がある方が、もう片方より力を出すような場合も見られます。
- 「相互協力」の読み方
「相互協力」の読み方
「相互協力」は、「そうごきょうりょく」と読む言葉です。
そのまま「相互で協力し合う」という意味になり、それが「お互いに力を合わせる」ことになります。
この「相互」と「協力」は、それぞれ独立して言葉として意味をもっています。
特に「協力」の方は、それだけで使われることも多い言葉です。
「相互協力」を分解して解釈
「相互協力」を「相互」と「協力」の2つに分け、それぞれ意味の詳しく解説していきます。
- 「相互」
- 「協力」
「相互」
「お互いに」という意味で使う言葉で、この言葉の対象となる両者が、どちらの側からも、もう片方に対して何らかの働き掛けがある場合に用いられます。
どちらかからの一方的な働き掛けには使わない言葉です。
「協力」
この「協力」は、何かの目的の為に力を合わせることです。
よって、「相互協力」とすることで、お互いに協力し合うという解釈になります。
この「協力」は、「相互」ではなく、片方が一方的にもう片方に行う場合もあります。
「相互協力」の表現の使い方
この「相互協力」は、お互いに協力し合う(し合っている)時にこそ使われる表現です。
例えば、鉄道系のIC乗車券が管轄地域を越えて利用されている現象がこれに当たります。
具体的には、JR東日本が発行しているSuicaがJR西日本の管轄でも利用でき、そのJR西日本で発行しているICOCAがJR東日本の管轄でも利用できるのは、両者の「相互協力」によって実現されています(完全な代用になる訳ではなく、オートチャージ機能など、他社の管轄では利用できない機能もあります)。
「相互協力」を使った例文と意味を解釈
「相互協力」を使った例文と、その意味の解釈です。
多少の度合いは差はあっても、比較的近い程度の協力同士でないと使わない表現です。
- 「相互協力」を使った例文1
- 「相互協力」を使った例文2
「相互協力」を使った例文1
「相互協力とは聞こえがいいが、こちらの方が軽く見積もっても倍は苦労している」
先に、比較的体力や余裕があれば、もう片方より力を出すような場合も見られると書きましたが、基本的にはお互いに同程度の協力があってこその「相互協力」です。
このように、およそ倍も苦労の度合いが違うのでは、「相互協力」と呼べるかどうか疑問なところです。
「相互協力」を使った例文2
「これは、あの会社との相互協力によって完成した商品だ」
その二社が力を合わせて完成させた商品だと使っています。
近年ではこのような商品は、その両者の「コラボレーション」(合作)だと表現されることも多いです。
「相互協力」の類語
「相互協力」と似た意味のある言葉で、そのまま言い換えに使うことができます。
- 「互助関係」【ごじょかんけい】
「互助関係」【ごじょかんけい】
お互いに助け合う関係のことで、「相互協力」にある両者は、つまりはこの「互助関係」にあります。
「あの会社と相互協力している」は、「あの会社と互助関係にある」と言い換えられます。
この「相互協力」は、それによってお互いに恩恵があるというケースにおいて行われます。
一方的な協力の場合は、このようには表現しません。