「転売目的」とは?意味や言い換え!例文と解釈
最近何かと話題の「転売目的」という言葉ですが、どの様な意味があるのでしょうか。
類語や問題点なども併せて紹介します。
目次
- 「転売目的」とは?
- 「転売目的」の英語と解釈
- 「転売目的」の問題点
- 「転売目的」を使った例文と意味を解釈
- 「転売目的」の類語や類義語・言い換え
「転売目的」とは?
「転売目的」の概要について紹介します。
- 「転売目的」の読み方
- 「転売目的」の意味
「転売目的」の読み方
「転売目的」は「てんばいもくてき」と読みます。
最近社会問題になっている四文字熟語ですので覚えておきましょう。
「転売目的」の意味
「転売目的」の意味は、「仕入れた金額よりも高く売りつける為にものを購入すること」です。
テレビやメディアで話題になっている商品やサービスの発売日には、大勢の人が一気に予約や購入をします。
その為に大行列ができたり電話やネットの回線が混雑したりして、購入できない人もいます。
また、業者ではその様な混乱を防ぐ為に最初から抽選システムを取り入れていることもあり、その商品を購入するのは非常に狭き門になってしまうのです。
その様な時にその商品を購入して、自分では使わずに欲しいと思っている人に高く売り付ける人がいます。
ネットオークションやフリマサイト、掲示板などと使い、購入した金額よりも著しく高い値段で販売するのです。
この様な趣旨で商品を購入する人のことを「転売目的」と言うのです。
「転売目的」の英語と解釈
“He buys video game softoware to resell online.”
「彼はゲームソフトをネットでの転売目的で購入している」になります。
“resell”は「転売」という意味です。
不定詞“to”を伴うことで「~の為に」という意味になるので「転売目的」になります。
「転売目的」の問題点
「転売目的」の問題点を紹介します。
- 本当に欲しい人達にチケットが回らない
- 興業収入に影響する
- 利益が流れる
本当に欲しい人達にチケットが回らない
「転売目的」で先にチケットを押さえられてしまうと、昔からのファンの人や、その日しか都合のつかない人などがチケットを購入できなくなってしまいます。
興業収入に影響する
コンサートの主催者は、チケット代の他にグッズの売上も見込んで興業しています。
チケットを高額で購入するとグッズが買えないという人も多く、全体的な売り上げが落ちてしまうのです。
利益が流れる
転売による一部の利益が非社会勢力に流れてしまうことがあります。
ダフ屋などはなわばりがあるので非社会勢力との関わりが強く、問題視されています。
「転売目的」を使った例文と意味を解釈
「転売目的」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「転売目的」を使った例文1
- 「転売目的」を使った例文2
「転売目的」を使った例文1
「オリンピックのチケットを転売目的で買った人がいる」
最近話題になったニュースです。
オリンピックのチケットを抽選で手に入れて、オークションなどで欲しい人に高額で販売する人がいるという問題について話しています。
「転売目的」を使った例文2
「転売目的で買ったけど売れずに結局自分が使っている」
ソフトウェアやトレンド商品などで、欲しい人に高く売ろうと思って購入したのですが、さほどブームにならずに購入者が現れませんでした。
仕方なく自分で使っている様子を表しています。
「転売目的」の類語や類義語・言い換え
「転売目的」の類語を紹介します。
- 「サヤ稼ぎ狙い」
- 「ダフ屋行為をする為に」
「サヤ稼ぎ狙い」
漢字で「鞘稼ぎ」と書きます。
本来は株式用語で「相場の変動を利用して差額を稼ぐこと」という意味ですが、それ以外で「安く仕入れて高く売り、差額を利益にすること」という意味で使われています。
「ダフ屋行為をする為に」
「ダフ屋」とは「コンサートなどのチケットを仕入れて高く売りさばく商売のこと」です。
良い席を確保してあるのでつい高額でも購入してしまう人が多いのです。
「転売目的」は「仕入れた金額よりも高く売りつける為にものを購入すること」という意味があります。
ダフ屋などから購入した時に使ってみましょう。