「議論が沸騰する」とは？意味や言い換え！例文と解釈

議論が沸騰する」とは?

「議論が沸騰する」というのは意見のぶつかり合いが激しさを増し、議論が白熱する、という意味です。

議論がヒートアップすると言われることもありますね。

意見を交換していると、自分たちの意見がぶつかり合ってその勢いが激しくなる、という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。

全く譲歩する様子がない、自分の意見をお互いが主張している、という場合にこの表現が使われます。

お互いの意見に納得ができないと議論が激しくなっていきますよね。

そのような時に「議論が沸騰する」、と言えるのです。

• 「議論が沸騰する」の読み方

「議論が沸騰する」の読み方

「議論が沸騰する」、という表現は「ぎろんがふっとうする」と読みます。

沸騰という表現は外でも使えますので、ぜひ合わせて覚えておきましょう。

「議論が沸騰する」を分解して解釈

ここでは「議論が沸騰する」という表現を分解して紹介していきます。

• 「議論」
• 「沸騰する」

「議論」

議論というのは自分の考えを述べたり他人の考えを批評したりして論じ合う、という意味です。

ただの日常的な会話ではなく、思考を論理的に組み立てなければいけません。

例えば死刑制度について議論を交わすということもありますよね。

「沸騰する」

沸騰するという表現には液体から期待に変化していく現象を指す場合もありますが、盛り上がる、騒然となる、という時にもこの表現が使われます。

物価などが激しい勢いで上昇する場合にも沸騰するという表現が使われます。

「議論が沸騰する」の表現の使い方

お互いに自分の意見を激しく視聴する場合、「議論が沸騰する」と表現できます。

自分たちの意見を主張し続け、全く相手の意見を聞く様子がないという場合に議論が沸騰していると言えるでしょう。

また、議論が長引いてしまってなかなか結論が出ない場合にも議論が沸騰しているといえます。

例えば、大学の教授たちがどの研究者を採用しようか話し合う時、「議論が沸騰する」場合もあります。

何度も話し合いが重ねられ、最終的には合意が得られずに新しい採用を見送るということもあります。

「議論が沸騰する」を使った例文と意味を解釈

ここでは例文を紹介していきます。

• 「議論が沸騰する」を使った例文1
• 「議論が沸騰する」を使った例文2

「議論が沸騰する」を使った例文1

「死刑制度をめぐり、議論が沸騰しています」

世界では、死刑制度を廃止する動きが強くなっていますね。

日本はまだ死刑制度を存続している状態ですが、国によっては死刑制度撤廃に向けて動きを見せていることもあります。

アメリカなどは地域によって異なりますが、ヨーロッパなどではEUに加盟するためには死刑制度を廃止しなければいけないというルールもあります。

日本でも試験制度に対する反対意見が出ており、議論が沸騰しているのです。

「議論が沸騰する」を使った例文2

「消費税の引き上げに関して議論が沸騰しました」

政府は2019年10月より消費税を10%にすると発表しました。

しかしこれに関しては様々な反対意見もあり、議論が沸騰したという事は多くの人の記憶にも新しいのではないでしょうか。

消費税はかつて3%でしたが、それが5%になり、多くの人から計算しやすくて良いと言われていましたね。

しかしそれが8%になり、2019年からは10%になります。

経済的に負担が大きくなると憂慮している人も多いのではないでしょうか。

「議論が沸騰する」の類語や類義語・言い換え

ここでは類義語を紹介していきます。

• 「議論が白熱する」【ぎろんがはくねつする】
• 「議論がヒートアップする」【ぎろんがひーとあっぷする】

「議論が白熱する」【ぎろんがはくねつする】

議論が白熱する、というのも意見のぶつかり合いが激しさを増す、という意味になります。

白熱という言葉は勝負の雰囲気などが最高潮に達するという意味を持ちます。

「議論がヒートアップする」【ぎろんがひーとあっぷする】

議論がヒートアップする、というのも同じく、意見のぶつかり合いが激しくなる、意見の交換が大論戦に発展する、という意味になります。

ヒートアップという表現はボルテージが上がる、興奮する、などと言い換えられることもあります。