「どよめく」とは?意味や言い換え!例文と解釈
日常会話で「どよめく」という言葉を耳にすることがあります。
一体どの様な意味なのか、漢字表現などについても紹介します。
目次
- 「どよめく」とは?
- 「どよめく」の漢字(辞書により違う)
- 「どよめく」の表現の使い方
- 「どよめく」を使った例文と意味を解釈
- 「どよめく」の類語や類義語・言い換え
「どよめく」とは?
「どよめく」の意味について紹介します。
- 「鳴り響く」の意味
- 「ゆれ動く」の意味
- 「大勢の人が声を出して騒がしくなること」の意味
「鳴り響く」の意味
大きな音が周囲に響き渡ることを言います。
人の声ではなく、ものが爆発したり自然現象で広範囲に渡りなんらかの音が発生する時に使われます。
「ゆれ動く」の意味
何かの衝撃を受けてものがゆれ動くことを言います。
目に見えるものの他に、「心」や「感情」など目に見えないものにも使えます。
「大勢の人が声を出して騒がしくなること」の意味
こちらの意味が最も良く使われます。
大勢の人達が集まっている場で、何らかの予想外のことが起こり、人々が思わず声を出して全体的に騒がしくなることを言います。
「きゃー」などの歓声ではなく、「おお」という低い声やため息が湧くことを表します。
内容は良いことでにも悪いことに対しても使われます。
「どよめく」の漢字(辞書により違う)
「どよめく」の漢字は辞書により違います。
「響く」「響めく」「響動く」「響動めく」の4つの漢字が紹介されています。
まず、「響く(どよめ・く)」ですが、普通に読むと「ひびく」と混同します。
そこで、「響く」に振り仮名を付けるか「響めく(どよ・めく)」と表記する様になりました。
一方で「どよめく」は「どよむ」が変化した言葉という説があります。
「どよむ」は「響動む」と書くので、「どよめく」は「響動く」「響動めく」が正しいということになります。
更に、送り仮名のルールとして「変化する語尾を残す」というものがあります。
「どよむ」は「マ行五段活用」だとすると、「む」の部分が振り仮名になり、「どよ・めく」が正しい形とする説もあるのです。
実際には文章により上記の4つが使われていますので、それぞれ上記の様な理由があると理解しておきましょう。
「どよめく」の表現の使い方
「どよめく」は大勢の人達が一斉に声を出した時に使われます。
叫び声ではなく、驚きの声や話し声が響いた時の表現です。
「どよめく」は動詞でそのまま使われますが、名詞形は「どよめき」になり、「どよめきが起きる」など動詞を伴って使われます。
「どよめく」を使った例文と意味を解釈
「どよめく」を使った例文と意味を解釈します。
- 「どよめく」を使った例文1
- 「どよめく」を使った例文2
「どよめく」を使った例文1
「社長の突然の発表に社員全員がどよめいた」
朝礼などで社員全員が集まった時に、社長が何かの決定を発表しました。
その内容があまりにも衝撃的なことから、社員全員が思わず声を出したり周囲と「マジかよ」などと言い合い、その場が騒がしくなった様子を表しています。
「どよめく」を使った例文2
「若くてイケメン男性が入社してきたので女性社員がどよめいた」
新しく入社してきた男性が若くて非常にイケメンだったことから、紹介された時に女性社員が思わず「ほう」などの声を出してざわざわとした状態を表しています。
「どよめく」の類語や類義語・言い換え
「どよめく」の類語を紹介します。
- 「ざわめく」
- 「沸き立つ」【わきたつ】
「ざわめく」
「大勢の人の声や音が入り混じって騒がしくなること」という意味です。
人の声だけではなく、物音も含まれます。
「沸き立つ」【わきたつ】
「大勢の人が興奮して周囲が騒がしなること」という意味です。
こちらは低い声や溜息だけではなく、叫び声なども含まれ、スタジアムでのスポーツ観戦の様子などに使われます。
「どよめく」には「鳴り響く」「ゆれ動く」「大勢の人が声を出して騒がしくなること」という3つの意味があります。
一般的に3つ目の意味で最も良く使われると覚えておきましょう。