「白紙撤回」とは?意味や言い換え!例文と解釈
皆さんは「白紙撤回」という言葉を耳にしたことがあると思います。
この言葉は普段の生活の会話の中で使われるというよりは、ビジネスシーンで聞くことがあったり、テレビなどのニューズ報道で目にすることがある表現かもしれません。
そこで今回は、この「白紙撤回」について説明をしていくことにします。
目次
- 「白紙撤回」とは?
- 「白紙撤回」の英語と解釈
- 「白紙撤回」の表現の使い方
- 「白紙撤回」を使った例文と意味を解釈
- 「白紙撤回」の類語や類義語・言い換え
「白紙撤回」とは?
「白紙撤回」とは、「白紙」、「撤回」と2つの言葉で構成された四字熟語ですが、「白紙」は「白色の紙」から転じて「意見などを何も持たないこと」という意味があり、「撤回」は「取り消すこと」を指しています。
このことから、「白紙撤回」は「1度決まった事柄を何もなかった元の状態に戻すこと」という解釈になります。
- 「白紙撤回」の読み方
「白紙撤回」の読み方
「白紙撤回」は「はくしてっかい」という読みますので、ここで誤った読み方にならないように注意しておきましょう。
「白紙撤回」の英語と解釈
「白紙撤回」を英語に訳すと、“complete revocation”、“total retraction”という言葉で表現することができます。
「白紙撤回」の表現の使い方
「白紙撤回」は「1度決まった事柄を何もなかった元の状態に戻すこと」という意味になるので、政治家があるコメントや発言をして、その内容を無かったものにするような場面で使われています。
社会的な責任のある政治家が無責任な発言をして、「白紙撤回」という情けない姿をさらしている光景は何とも言いようがありません。
「白紙撤回」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「白紙撤回」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしていくことにしましょう。
- 「白紙撤回」を使った例文1
- 「白紙撤回」を使った例文2
「白紙撤回」を使った例文1
「住民は計画の白紙撤回を求めて、集団訴訟に踏み切ることにしたのです」
このようなニューズを時折、テレビや新聞、あるいはインターネットのニュースで聞いたり目にすることがあります。
社会的に大きな問題で、自然環境の破壊、社会の仕組みの見直しなど、テーマは様々です。
ここで重要なことは、これらのニュースの内容を対岸の火事として見過ごさないことです。
もしかすると、自分の身にも降り掛かってくるかもしれないこととして考えて受け止める必要があります。
「白紙撤回」を使った例文2
「今回の不祥事のために、新規契約を白紙撤回されることになった」
ビジネスの世界でも「白紙撤回」という言葉が使われることが少なくありませんが、この言葉が出て来る場面は、計画の見直し修正や契約履行の破棄といった場面になるでしょう。
この例文では、ある企業の不祥事から、社会的な信用の失墜で契約の「白紙撤回」につながってしまったケースです。
「白紙撤回」の類語や類義語・言い換え
「白紙撤回」を他の言葉で言いかえるとするなら、どのような言葉があるのかを見ていくことにしましょう。
- 「おじゃん」
- 「空中分解」【くうちゅうぶんかい】
「おじゃん」
「おじゃん」が「白紙撤回」の類義語の1つとして挙げることができます。
意味としては、「計画などが途中で駄目になること」となりますが、「白紙撤回」より、かなり平易な表現で身近な会話の中でもよく使われるフレーズです。
「空中分解」【くうちゅうぶんかい】
「空中分解」も「白紙撤回」の類義語として扱うことができ、「飛行中の航空機がバラバラに分解すること」や「組織・計画などが中途で分裂したり潰れてなくなる」などの意味があります。
そのことから、「白紙撤回」と同じように既に走っていた計画がなくなり頓挫するような場合に使われています。
「白紙撤回」という言葉の意味や使い方を説明してきましたが、この言葉はビジネスの世界では、あまり出くわしたくはない言葉かもしれません。
しかし、仕事を進める上で間違った方法に走る前に、思い切って「白紙撤回」をすることも1つの判断と言えることがあります。