「器量」とは?意味や使い方!例文や解釈
「器量」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「器量」という言葉を使った例文や、「器量」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「器量」とは?
- 「器量」の類語や類似表現や似た言葉
- 「器量」を使った例文や短文など
- 「器量」を使った言葉と意味
- 「器量」の英語
「器量」とは?
「器量」という言葉を知っているでしょうか。
「器量が試される」などという、言葉を聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「器量」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「器量」という言葉の意味を紹介します。
- 「器量」の読み方
- 「器量」の意味
- 「器量」の意味1
「器量」の読み方
「器量」は「きりょう」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「器量」は「きりょう」と読みましょう。
「器量」の意味
「器量」という言葉の意味を紹介します。
「器量」には、「立場にふさわしい、才能、能力、力量」という意味があります。
ビジネスシーンで、「器量を試される」という時は、会社の役職や、与えられている仕事にふさわしい、才能や力量を持っているか、試されるという意味があります。
「社長としての器量に欠ける」という言葉には、社長という立場にふさわしい才能や力量が足りないという意味があります。
このように「器量」には、「役にふさわしい、才能、力量」という意味があります。
「器量」の意味1
「器量」という言葉には、もうひとつ意味があります。
「器量」には、「美しさから見た女性の顔かたち」という意味があります。
「器量がいい、女性だね」という時は、美しい女性だねという意味があります。
また「どこにでもいるような器量の女性だ」という時は、十人並みの美しさの女性だという意味があります。
このように、「器量」という言葉には、「美しさから見た、女性の顔かたち」という意味があります。
「器量」の類語や類似表現や似た言葉
次に「器量」の類語や類似表現を紹介します。
「器量」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「女ぶり」【おんなぶり】
- 「色香」【いろか】
- 「器」【うつわ】
- 「大器」【たいき】
- 「職能」【しょくのう】
「女ぶり」【おんなぶり】
「女ぶり」には、「女らしい顔つき」という意味があります。
「女ぶりがいい女性」という時は、女性らしい魅力にあふれる女性という意味があります。
夏祭りに浴衣姿をしている美しい女性を見た時などに、「彼女は女ぶりがいい」などと言います。
「色香」【いろか】
「色香」という言葉には、「色っぽい女性の魅力」という意味があります。
「色香に惑わされる」という言葉には、「色っぽい女性の魅力に惑わされる」という意味があります。
また仕事ばかりしていて、メイクなどに時間を取れない時期は「色香が失せてしまう」などと、嘆く女性がいるかもしれません。
「器」【うつわ】
「器」には、「ある役をこなし得る才能」という意味があります。
「彼は器が大きいから、社長になっても大丈夫」という文章には、彼には社長をこなし得る才能があるため、社長にさえなれるという意味があります。
また「器が小さい」という時は、「役をこなし得るような才能が少ない」という意味があります。
「大器」【たいき】
「大器」には、「大きな器量」という意味があります。
「彼は大器だ」という時は、「彼は大きな才能を持っている」「大きな役職をこなせるような才能を持っている」という意味があります。
また「大器晩成」という四文字熟語に入っている「大器」にも、「大きな器量」という意味があります。
大きな「器量」を持つ人は、大成するまでに時間がかかるという意味があります。
「職能」【しょくのう】
「職能」という言葉には、「職務上の能力」という意味があります。
また各職業が持つ働きを「職能」と言うこともあります。
「器量」を使った例文や短文など
続いて「器量」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「器量」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「器量」を使った例文1
- 「器量」を使った例文2
「器量」を使った例文1
「A君は頭が良いが、人の上に立つ『器量』に欠けている」
この例文に登場するA君は、計算能力や暗記能力などが高いのかもしれません。
しかし、人をまとめたり指導する能力は少ないと思われているのでしょう。
このように、役にふさわしい能力や力量に関する言葉として「器量」が登場します。
「器量」を使った例文2
「あなたは『器量』のいい奥さんを持って幸せ者だと言われる」
この例文に登場する男性は、美しい容姿の奥さんと結婚したのでしょう。
奥さんを見た人は、この例文のように、「器量のいい奥さん」と呼び、幸せ者だと男性の幸運を祝っています。
このように「器量」という言葉には、能力や力量に関する意味もあれば、女性の美しさに関する意味もあります。
「器量」を使った言葉と意味
「器量」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「器量」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「器量の持ち主」【きりょうのもちぬし】
- 「器量の悪い」【きりょうのわるい】
「器量の持ち主」【きりょうのもちぬし】
「器量の持ち主」には、役にふさわしい能力や力量の持ち主という意味があります。
「彼はものすごい、器量の持ち主だ」、「これだけの器量の持ち主なら、大きな仕事を任せられる」などという使い方をします。
「器量の悪い」【きりょうのわるい】
「器量の悪い」には、「女性の美しさが足りない」「綺麗でない女性」という意味があります。
「彼女は器量の悪い娘だが、気立ては良い」という場合は、彼女は綺麗ではないが、性格はいいという意味があります。
「器量」の英語
「器量」という言葉を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「器量」は英語で、“looks”(ルックス)になります。
“looks”には「容貌」「器量」という意味があります。
また「器量がいい」という言葉を英語にすると、“good-looking”(グッドルッキング)になります。
また“beautiful”(ビューティフル)でも「器量がいい」という意味になります。
このように、美しさからみた女性の容貌という意味での「器量」を英語にすると、“looks”という英語になります。
「器量」という言葉について見てきました。
役にふさわしい能力や力量に対して言葉を選ぶ時、または女性の容貌について言葉にしたい時、「器量」という言葉を使ってみましょう。