「資質に欠ける」とは?意味や言い換え!例文と解釈
皆さんの周りには「資質に欠ける」と言われている人がいるかもしれません。
しかし、その言葉がどのようなことを意味しており、どんな場面で使われているかも理解できていない人もいるでしょう。
そこで、今回はこの「資質に欠ける」について、説明をしていくことにします。
目次
- 「資質に欠ける」とは?
- 「資質に欠ける」の英語と解釈
- 「資質に欠ける」の表現の使い方
- 「資質に欠ける」を使った例文と意味を解釈
- 「資質に欠ける」の類語や類義語・言い換え
「資質に欠ける」とは?
「資質に欠ける」とは「その人が元々生まれなからにして備えている物事を、巧みにコントロールする性質や才能が欠如している」という意味になります。
「資質」には「生まれつきの天性や才能」という意味がありますので、「生まれつき持っている能力がない」という解釈が「資質に欠ける」でできるわけです。
- 「資質に欠ける」の読み方
「資質に欠ける」の読み方
「資質に欠ける」は「ししつにかける」という読み方をしますが、ここで正しく読めるようにチェックしておきましょう。
「資質に欠ける」の英語と解釈
「資質に欠ける」を英語に訳すなら、“lack of qualifications”という言葉で表現することができます。
「資質に欠ける」の表現の使い方
「資質に欠ける」は「元々、才能がない」ということになるので、何かの取り組みをしようとする時に、全く活かすことができる才能がなくて、いい結果を出せないようなことや人に対して使われることになります。
「資質に欠ける」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「資質に欠ける」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「資質に欠ける」を使った例文1
- 「資質に欠ける」を使った例文2
「資質に欠ける」を使った例文1
「今年の4月から赴任してきた田中教諭は、教育者としての資質に欠けていましたので、父兄からの信用がなかった」
教育者としての「資質に欠ける」田中教諭が、父兄の信頼を得なかったことは仕方のないことかもしれません。
先生本人が一生懸命に努力していれば、「資質に欠ける」ということがあってもカバーできる可能性かあるように思えるのですが、そのような努力も怠っていたのかもしれません。
「資質に欠ける」を使った例文2
「ジーンは将校としての資質に欠けていたために、多くの部下を失ったのです」
これは戦場にいるジーンという将校のことを言っているようですが、命がけの戦場なので、「資質に欠ける」ことは致命的な問題です。
ビジネスの世界では「資質に欠ける」ことがあっても、まだカバーのしようがあるでしょうが、戦場ともなると、命をかけた非常事態の環境です。
本人の問題もありますが、そのような場所に送り込んだ情報部にも問題がありそうです。
「資質に欠ける」の類語や類義語・言い換え
「資質に欠ける」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるのかを見ていくことにします。
- 「才能を持たない」
- 「能力が低い」
「才能を持たない」
「才能を持たない」という言葉が「資質に欠ける」の類義語として挙げることができます。
「才能」とは「個人の素質や訓練によって発揮される物事を達成しようとする力」という意味になるので、努力して経験を積んでいくことで、能力を開花させることができます。
「能力が低い」
「能力が低い」も「資質に欠ける」に近い意味合いがありますが、「能力」は訓練することによりその力を高めることができます。
したがって、生まれ持った「資質」がなくても努力することで、「能力が高く」なることができます。
「資質に欠ける」ことは、物事を成し遂げることにおいて、大きな苦労が伴うことになるでしょう。
しかし、多くの人は「生まれながらの才能」を持っているわけではありません。
努力することで、その力を高くすることができるのですから、「資質に欠ける」ことがあっても、決して諦める必要はありません。