「米騒動」の意味とは!言葉の意味を徹底解説
「米騒動」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「米騒動」という言葉を使った例文や、「米騒動」の原因を紹介して行きます。
目次
- 「米騒動」とは?
- 「米騒動」の起きた理由
- 「米騒動」を使った例文や短文など
「米騒動」とは?
「米騒動」という言葉を知っているでしょうか。
日本史の授業などで、「米騒動」を習った人もいるでしょう。
一方で、「米騒動」という言葉を、まるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「米騒動」という言葉の意味を紹介します。
- 「米騒動」の読み方
- 「米騒動」の意味
「米騒動」の読み方
「米騒動」は「こめそうどう」と読みます。
「米」は「こめ」、「騒動」は「そうどう」と読みます。
これを機会に、「米騒動」は「こめそうどう」と読みましょう。
「米騒動」の意味
「米騒動」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「米騒動」には、「米の値上がりを原因とする民衆の暴動」という意味があります。
米の値段が高騰すると、庶民が米を購入できなくなり、食糧危機に陥ります。
そして民衆の怒りが膨れ上がると米問屋や、高利貸しなどに、安売りを要求したり、襲撃したりするようになりました。
1918年に起こった富山県の「米騒動」は、警察や軍隊を出動させ鎮圧にあたるなど、大きな騒動になりました。
「米騒動」の起きた理由
「米騒動」はどのような時に起こるのでしょうか。
まず冷夏などにより、米の収穫量が減ると、需要と供給のバランスが乱れ、需要過多となり、米の値段が上がっていきます。
また米の収穫量が少ないと見越した投機家が、早めに買って置けば儲かると思い、米を買い占めるため、ますます米不足が加速し、価格が高騰します。
このように、米の価格が上がるような連鎖反応が怒り、米の価格が高騰したため、庶民が米を購入できないという不満が高まり、暴発を呼ぶことになりました。
「米騒動」を使った例文や短文など
「米騒動」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「米騒動」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「米騒動」を使った例文1
- 「米騒動」を使った例文2
「米騒動」を使った例文1
「『米騒動』は、自然発生した蜂起だ」
この例文のように、「米騒動」は、自然発生的に庶民が蜂起した騒動です。
テロ活動のように、テロ組織が陣頭指揮を取って活動したり、革命のように、革命家の指図のもと、民衆が蜂起したわけではありません。
お米を購入できず、食べる物がないという怒りが、大きな騒動を巻き起こしました。
「米騒動」を使った例文2
「『米騒動』の原因は、そもそも天候によるものだ」
米の価格が高騰してしまったのは、そもそも米の収穫量不足が原因になります。
また米が例年通りに収穫できないのは、天候が従来通りでないためです。
例えば冷夏になり、日照時間が短ければ、米の生育が悪くなり、収穫量が減ります。
政府の米価格の調整失敗や、投機的な買い占めなどの要因も重なり、「米騒動」に発展するきっかけを作っています。
「米騒動」という言葉について見てきました。
米の価格が高騰し、庶民が自然発生的に蜂起した出来事を「米騒動」と呼びます。
今後も「米騒動」が起きないとは限らないため、歴史から学んでおきましょう。