「タガが外れる」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「タガが外れる」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「タガが外れる」という言葉を使った例文や、「タガが外れる」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「タガが外れる」とは?
- 「タガが外れる」を使った例文や短文など
「タガが外れる」とは?
「タガが外れる」という言葉を知っているでしょうか。
飲み会などで、「タガが外れる」かのように、みんなが騒ぎ出したのを見たことがあるかもしれません。
一方で、「タガが外れる」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「タガが外れる」という言葉の意味を紹介します。
- 「タガが外れる」の表記
- 「タガが外れる」の意味
- 「タガが外れる」の意味2
「タガが外れる」の表記
「タガが外れる」の「タガ」は「箍」という難しい漢字で表記できます。
そのため「箍が外れる」という形で、文章などに掲載されていることがあります。
「箍が外れる」は「タガが外れる」のことで、「たがはずれる」と読むことを知っておきましょう。
「タガが外れる」の意味
「タガが外れる」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「タガが外れる」の「箍」には、桶の枠組みを固定している輪の意味があります。
桶は箍が外れてしまえば、ばらばらになってしまいます。
このことから転じて、「タガが外れる」には、「緊張を解いて、羽目を外すこと」という意味があります。
飲み会などで「タガが外れる」のは、上司などが帰った直後か、全員が泥酔し始めた頃合いかもしれません。
桶の枠組みを固定している輪がなくなったように、緊張感がなくなって、全員が羽目を外したのでしょう。
このように「タガが外れる」には、「緊張を解いて、羽目を外すこと」という意味があります。
「タガが外れる」の意味2
「タガが外れる」には、もう一つの意味があります。
「タガが外れる」には、「外側から締め付けるものがなくなり、それまでの秩序が失われること」という意味もあります。
例えば、不良ばかりの高校があり、その高校が何とか問題を起こさなかったのは、ある熱血先生のおかげだったとします。
しかし、その熱血先生が転校してしまったら、「タガが外れる」ことになります。
それまで保たれている秩序が失われ、不良が大暴れするようになるかもしれません。
このような状態を、「熱血先生が転向し、学校のタガが外れる」と表現できます。
「タガが外れる」を使った例文や短文など
「タガが外れる」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「タガが外れる」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「タガが外れる」を使った例文1
- 「タガが外れる」を使った例文2
「タガが外れる」を使った例文1
「二次会に入ると、参加者の『タガが外れて』あちこちで騒ぎ出す」
この例文は、飲み会の一次会までは緊張感が多少あったものの、二次会に入った途端、緊張感がなくなり、騒ぎ出した参加者の様子を文章にしたものです。
飲み会でみんなが大騒ぎし出した時の様子は、「タガが外れる」という言葉がぴったりです。
「タガが外れる」を使った例文2
「旅行に行き、『タガが外れた』のか、むやみに笑いがこみあげてくる」
この例文は、いつも緊張感を持って生きている人が、旅行先で緊張が解けて、羽目を外している様子を文章にしたものです。
旅先は見る物すべてが新鮮で、日常生活とは違う別世界になります。
そのためリラックスしやすく、さらには「タガが外れる」機会が多くなるでしょう。
事件に巻き込まれるのは困りますが、安全さえ担保すれば、旅先で「タガが外れる」のは悪くないことかもしれません。
「タガが外れる」という言葉について見てきました。
緊張感がなくなって、羽目を外した人々を見た時、抑えがなくなり、保たれていた秩序が失われる時、「タガが外れる」という言葉を使ってみましょう。