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「不徳の致すところ」とは?意味や言い換え!例文と解釈

「不徳の致すところ」とという表現を知っているでしょうか。

政治家やタレントが会見でこう発言する様子を見たことがある、という人もいるかもしれません。

ここではこの表現について紹介していきます。

不徳の致すところ

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「不徳の致すところ」とは?意味や言い換え!例文と解釈>


目次

  • 「不徳の致すところ」とは?
  • 「不徳の致すところ」の「不徳」とは?
  • 「不徳の致すところ」の表現の使い方
  • 「不徳の致すところ」を使った例文と意味を解釈
  • 「不徳の致すところ」の類語や類義語・言い換え


「不徳の致すところ」とは?

「不徳の致すところ」とは?

これは自分の責任で引き起こしたこと、という意味になります。

失敗や不都合等が起こってしまった場合、それが自分の責任だった、不道徳だった、と謝罪するときに使われる表現です。

例えば、社会では様々な不祥事が起こり、それに対する謝罪会見などがなされる場合もありますよね。

そのような時、謝罪する意味で使えるのです。

  • 「不徳の致すところ」の読み方

「不徳の致すところ」の読み方

これは「ふとくのいたすところ」と読みます。

ニュースなどでよく聞く言い回しですので、ぜひ覚えておきたいものです。



「不徳の致すところ」の「不徳」とは?

「不徳の致すところ」の「不徳」とは?

「不徳」という表現には実に徳が備わっていない、人の道に反する、不道徳、という意味があります。

つまり、不道徳であったために引き起こしてしまった、などという場合に使われる表現です。

ちなみに「致す」という言葉には引き起こす、もたらす、という意味があり、「ところ」という表現には事柄という意味があります。

「不徳の致すところ」の表現の使い方

「不徳の致すところ」の表現の使い方

これは「自分が不道徳だったためにこのような状態が起こってしまった」などという場合に使われる言い回しです。

また、メールや書面で謝罪する時などにも使われるでしょう。

その一方で、これは「私のせいです」と言っているだけですので謝罪のセリフとしては十分ではないとも言われています。

もしも謝罪をするのであれば、「申し訳ありませんでした」などという表現を使うことも重要です。

「私のせいです」だけでは謝罪にはならないということも覚えておかなければいけません。



「不徳の致すところ」を使った例文と意味を解釈

「不徳の致すところ」を使った例文と意味を解釈

ここでは例文を紹介します。

  • 「不徳の致すところ」を使った例文1
  • 「不徳の致すところ」を使った例文2

「不徳の致すところ」を使った例文1

「このたびは私の不徳の致すところにより、大変申し訳ありませんでした」

自分のせいだ、と「謝罪」する場合はきちんと謝罪の言葉を使わなければいけません。

そのような場合には「申し訳ありませんでした」「大変申し訳ありませんでした」という表現が使えると素敵です。

「自分の責任です」と言っているだけでは謝罪になりません。

記者会見等では謝罪しているかどうかという点が問われる場合もありますので、しっかりと対応する必要があります。

「不徳の致すところ」を使った例文2

「このたびは私の不徳の致すところで、このような事態になってしまいました」

自分の責任で何か不祥事が起こってしまったという場合、それを言葉にすることで反省の気持ちを表すことが可能になります。

自分の責任でこのような状態になってしまった、とはっきり言えることも謝罪においては重要です。

「不徳の致すところ」の類語や類義語・言い換え

「不徳の致すところ」の類語や類義語・言い換え

ここでは類義語を紹介します。

  • 「私の責任です」【わたしのせきにんです】
  • 「自分の非を認めます」【じぶんのひをみとめます】

「私の責任です」【わたしのせきにんです】

私の責任です、という表現は自分に責任があるという意味になります。

私のせいです、と表現することもありますね。

「自分の非を認めます」【じぶんのひをみとめます】

自分の非を認めます、というのは誤りがあったことや不正なことをしたなどということを「自分がやった」と認めるという意味になります。

社会人としては自分の非をすぐに認めるということが大切です。

icon まとめ

謝罪する場合、社会人として「不徳の致すところ」という言い回しをしっかりと覚えておきたいものです。

謝罪しなければいけないような状況には陥りたくないですよね。

その一方で、いざとなったら自分の責任をきちんと認めるという態度も貫かなければいけません。