「追体験」とは?意味や類語!例文や言葉の解釈
皆さんは「追体験」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
しかし、あまり言葉の意味を意識しないままに何となく惰性的に聞き流したりしていることもいるかもしれません。
そこで今回は、この「追体験」について、説明をしていくことにします。
目次
- 「追体験」とは?
- 授業における「追体験」の具体例
- 「追体験」の表現の使い方
- 「追体験」を使った例文と意味を解釈
- 「追体験」の類語や類義語・言い換え
「追体験」とは?
「追体験」とは「追っかけ体験」とも言われており、「文学作品などで作者の体験と同じような体験を読み手が経験すること」を指しています。
普通なら作品を読んで作者の体験に自分を置き換えることを言っていますが、旅行物などでは、実際にその場所に足を運び、作者の見たこと聞いことを共有して、作者の思いに近づこうとすることも、「追体験」で表現します。
- 「追体験」の読み方
「追体験」の読み方
「追体験」は「ついたいけん」という読み方になります。
授業における「追体験」の具体例
授業でも生徒達に「追体験」をさせる場面があります。
具体的には道徳などの授業でそのような行為の場面をイメージさせて「追体験」に結び付けるような授業です。
「追体験」の表現の使い方
「追体験」を使うシーンとしては、小説や旅行記などを読み、自分が作者と同じ行動を取ることで、同じような体験をする時に使うことになります。
また、小説で感動したことで、頭の中は作者と同じことを考えている時でも「追体験」が始まっている状態と言えます。
「追体験」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「追体験」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「追体験」を使った例文1
- 「追体験」を使った例文2
「追体験」を使った例文1
「昔、憧れていた俳優の追体験をすることで、僕はあの人の悩みや苦しい心境を理解することができた」
憧れだった俳優のことを色々と知りたくなるのは、ファンなら当然のことでしょう。
子供の頃はどんな生活をして、俳優になったきっかけは何だったのかなど、色々と知りたくなってきます。
その時に、その俳優の出演している作品を見ながら、その時の心情を自分でイメージしていることで、本人の気持ちが何となく理解することができます。
「追体験」を使った例文2
「ベストセラーの小説を読んでみると、悲しいことや嬉しいことなどの感情が生まれて来るものですが、その時の作者の思いを今の自分に置き換えて追体験することができます」
ベストセラーの小説は、とても感情移入をしながら楽しむことができるな読み物です。
ストーリーによっては、ハッピーエンドな結末もあれば、悲しい展開になるものあります。
そのような小説の内容に入り込んでしまうと、その小説の作者と同じような思いを想像することができます。
これこそ「追体験」となるのですが、普段、自分では知らなかったことや気付かなかったことを体験することができるかもしれません。
「追体験」の類語や類義語・言い換え
「追体験」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるのかを見ていくことにします。
- 「再体験」
- 「疑似体験」
「再体験」
「再体験」が「追体験」に近い意味を持つ言葉として挙げることができるでしょう。
「以前経験したことが再び起こること」という意味で使われています。
「疑似体験」
「疑似体験」も「追体験」に似たような意味がある意味で、「現実に起きたのではないが、限りなくリアルに近い感覚を体験すること」を指しています。
ビジネスの世界でも「バーチャルリアリティ」として使われていることがあります。
「追体験」の意味や活用シーンを紹介してきましたが、このような経験は誰でも普段の生活の中でもあることです。
小説だけでなく、インターネットの中で、ブログやコラムを見たり、動画を視聴することで、「追体験」をすることもあります。
これも現代ならではの「追体験」でしょう。