「総力戦」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「総力戦」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「総力戦」という言葉を使った例文や、「総力戦」の英語を紹介して行きます。
目次
- 「総力戦」とは?
- 「総力戦」の英語
- 「総力戦」を使った例文や短文など
「総力戦」とは?
みなさんは「総力戦」という言葉を知っているでしょうか。
プロ野球やサッカーなど、スポーツの試合を見ている時に、この試合は「総力戦」だと感じたことがあるかもしれません。
一方で、「総力戦」という言葉をまるで知らない人もいるでしょう。
そこで「総力戦」という言葉の意味を紹介します。
- 「総力戦」の読み方
- 「総力戦」の意味
- 「総力戦」の意味2
「総力戦」の読み方
「総力戦」は「そうりょくせん」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に、「総力戦」は「そうりょくせん」と読みましょう。
「総力戦」の意味
「総力戦」という言葉の意味を紹介します。
「総力戦」には、「組織の全分野の力を、一つに集めて戦うこと」という意味があります。
例えばスポーツの試合で「総力戦」と感じる時は、ベンチにいるすべての選手が出場して戦うような試合ではないでしょうか。
このように「総力戦」には「組織の全分野の力を、一つに集めて戦うこと」という意味があります。
「総力戦」の意味2
「総力戦」には「国家の総力を結集した戦争」という意味もあります。
以前の戦争は軍隊や傭兵などが戦うだけで、一般市民は戦闘に加わらないのが常識でした。
しかし、第一次世界大戦や、第二次世界大戦では、国民全員が戦闘に参加するような状態になりました。
女性や高齢者も、戦闘に必要な武器を製造するなど、間接的に戦闘に加わっています。
「総力戦」の英語
「総力戦」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「総力戦」は英語で、“total war”(トータルウォー)になります。
“total war”には、「総合的な戦い」「総力戦」という意味があります。
このように「総力戦」を英語にする時は、“total war”という言葉を使ってみましょう。
「総力戦」を使った例文や短文など
続いて「総力戦」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「総力戦」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「総力戦」を使った例文1
- 「総力戦」を使った例文2
「総力戦」を使った例文1
「延長18回まで野球の試合が続き、野手がピッチャーを務める『総力戦』になる」
メジャーリーグファンの方は、この例文のような場面を見たことがあるかもしれません。
延長戦に入り、18回まで続くようだと、ベンチ入りした投手を使い果たすことになります。
そのため、最後は野手が投手としてマウンドに立つことがあります。
まさに、チームの総力を集めた戦いのため、「総力戦」と表現できます。
「総力戦」を使った例文2
「値下げ合戦になると、企業の体力が問われる『総力戦』の様相を呈す」
ビジネスシーンでも「総力戦」になることがあります。
例えば、牛丼のライバル会社同士が値下げ合戦を始めることがあります。
値下げ額があるレベルを過ぎると、牛丼が売れれば売れるほど赤字になるような状態になります。
このような状態になると、店員のサービスや味でお客さんを呼び込めばよいという問題ではなく、企業の資金力が物を言うようになるため、牛丼店で働いている人だけでなく、本社や出資している企業、銀行などが関係するような「総力戦」になります。
「総力戦」という言葉について見てきました。
組織の全分野の力を、一つに集めて戦う機会が来た時、または国家の総力を上げた戦争について語る時などに、「総力戦」という言葉を使ってみましょう。