「エッジの効いた」とは?意味や言い換え!
皆さんは、色々な場面で「エッジが効いた」という言葉を耳にしたことがあると思います。
しかし、普段の会話の中で何気なく使っていたり、聞き流して感覚的に使っているのではないかと想います。
そこで今回は、この「エッジの効いた」について、説明をしていくことにします。
目次
- 「エッジの効いた」とは?
- 「エッジの効いた」を分解して解釈
- 「エッジの効いた」の表現の使い方
- 「エッジの効いた」を使った例文と意味を解釈
- 「エッジの効いた」の類語や類義語・言い換え
「エッジの効いた」とは?
「エッジが効いた」とは、英語の刃物の刃を意味する“edge”から来ていると思われますが、素直に解釈すると、「先鋭的である」、「尖っている」いうような意味合いがあります。
そこから転じて、刃物の先のように流行の最先端を行っている光り輝く刃のように「個性が際立ち、鋭い刀のように周りの人達に驚きや感動、もしくは脅威や抵抗感を与える存在」としての意味に変わっていくことになります。
「エッジの効いた」を分解して解釈
「エッジの効いた」を「エッジ」と「効いた」の2つの言葉に分けて、それぞれの言葉の意味を探っていきます。
- 「エッジ」
- 「効いた」
「エッジ」
「エッジ」とは、英語で“edge”と書き、「縁」、「端」、あるいは「刃」、「刃の切れ味」という意味を持つ言葉です。
それを比喩的に「人を刺激する鋭い感覚」といった意味で使うことができます。
「効いた」
「効いた」とは、「効果が現れた」、「効能のある」、「利き目がある」という意味がある言葉です。
「エッジの効いた」の表現の使い方
「エッジの効いた」とは、「人に驚きや脅威など何らかの感情を与える」という意味から、音楽や芸術などを通して、人の心に大きなインパクトを与える時に使われるごとになります。
「エッジの効いた」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「エッジの効いた」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「エッジの効いた」を使った例文1
- 「エッジの効いた」を使った例文2
「エッジの効いた」を使った例文1
「彼の作品はエッジの効いたデザインが多く、多くの観客の心を奪ったのです。誰も真似することもできないでしょう」
「エッジの効いた」は、この例文のように彫刻や絵画のような芸術作品で比喩的な意味で使われることが多い言葉です。
「エッジの効いたデザイン」とは、見ていて心が和むような温かみのある落ち着いた物とは対照的な刺激的で格好良く見ているだけで、心が踊り始めるようなデザインのことを言っています。
「エッジの効いた」を使った例文2
「今年のミュージカルのステージは、とても独創的な演出でエッジが効いている」
このようにデザインのみならず、演劇や芝居、ミュージカルなとでも使うことができる「エッジの効いた」です。
「エッジの効いた演出」とは、見ていて気持ちが昂って来るようなステージ演出であったり、ストーリー展開にワクワクドキドキがあるのかもしれません。
「エッジの効いた」の類語や類義語・言い換え
「エッジの効いた」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「魂のこもった」
- 「創意工夫のなされた」
「魂のこもった」
「魂のこもった」が「エッジの効いた」の類義語として挙げることができますが、「物に格別の努力や工夫が伴われている状態」を意味しています。
「創意工夫のなされた」
「創意工夫のなされた」という言い方もできますが、「今までになかった全く新しい考え方や方法が駆使された」という意味で使われている言葉です。
「創意」には「新しい発想や独創的な考え、斬新なアイディア」という意味があり、「工夫」は、「色々と考えて良い手段を見つけ出す」という意味があります。
この2つの言葉が合わさり、「新しいアイディアや発想を試行錯誤の末に、より良いものに仕上げていく」ということになります。
「エッジの効いた」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、このような言葉は、会話の内容を理解しやすくさせる力もあります。
普段のコミュニケーションの中で使ってみると、ちょっと違った印象を与えることができるかもしれません。