「安心感」とは?意味や使い方!例文や解釈
「安心感」という言葉は日常会話などでもわりと頻繁に使う機会が多いのではないでしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「安心感」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「安心感」とは?
- 「安心感」の表現の使い方
- 「安心感」を使った言葉と意味を解釈
- 「安心感」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「安心感」の反対語
- 「安心感」の類語や類義語・言い換え
- 「安心感」の英語と解釈
「安心感」とは?
「安心感」とは不安を感じることがない、心が安らかな感じを言います。
- 「安心感」の語源や由来
- 「安心感」の読み方
「安心感」の語源や由来
「安心感」とは「安心」と「感」という二つの言葉を合わせています。
「感」とは「感じ」「感じる」という意味です。
「安心」とは心が安らかで落ち着きがあること、不安、心配がないこと、そのような様子を言います。
また「安心立命」(あんじんりゅうみょう)という言葉もあります。
これは信仰により心を安らかに保ちどんなことにも心が乱されることがないということです。
もともとは儒学の言葉でしたが、後に禅宗の言葉として使われ、広く使われるようになりました。
「安心感」の読み方
「安心感」と書いて「あんしんかん」と読みます。
「安心感」の表現の使い方
「安心感」とは安心できる感じ、安心と感じるといった意味ですから「安心」という言葉の意味を理解していれば使い方は簡単です。
「人に安心感を与える」「あの人にはまったくと言っていいほど安心感がない」という風に「ある」「ない」という形で使うことが多いでしょう。
「安心感がある人」というのは安定していて落ち着いているといった意味になりますので、褒め言葉として使えるでしょう。
逆に「安心感がない人」と言えば安定性がない、頼りないといった意味にとらえられますので、本人に面と向かっては言わない方が無難です。
「安心感」を使った言葉と意味を解釈
それでは「安心感」を使った言葉をいく使紹介しましょう。
- 「安心感を与える」
- 「安心感を持つ」
- 「安心感がない」
「安心感を与える」
「安心感を与える」とは、相手に対して安心させる、不安にさせないという意味です。
ですから「安心感を与える人」というのは仕事においては仕事ができる人ですし、プライベートにおいては頼りがいがある、信頼ができる人でしょう。
人に「安心感を与える」と言うのは褒め言葉としても使えます。
「あなたは、安心感を与えることができる人ですね」「彼はみんなに安心感を与えた」などと言います。
「安心感を持つ」
「安心感を持つ」とは、例えば「これでいい」と自信を持つような感じです。
ほっとできる、不安にならないといった気持ちになることを「安心感を持つ」と言うのです。
「ここまで勉強したから、明日のテストは大丈夫だと安心感を持った」「彼のきっぱりとした態度に、大丈夫なのだと安心感を持つ」という風に使います。
「安心感がない」
「安心感がない」とは不安である、信頼できない、心配といった意味です。
「生活が厳しくて、常に安心感がない状態で暮らしている」「彼女には安心感がないから、仕事を任せることはできないわ」という風に使います。
「安心感がない」とはいい意味で使うことはありません。
「安心感」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「安心感」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「安心感」を使った例文1
- 「安心感」を使った例文2
「安心感」を使った例文1
「安心感を与える女性に共通することは何だろうか」
人を落ち着かせたり、頼りがいがある、信頼できるといった雰囲気を持っている人は「安心感を与える」と言われます。
その人の性格を褒める意味合いでも使えます。
「安心感」を使った例文2
「安心感というものが全くない人だね、一緒にいて落ち着かないよ」
信頼できない、いい加減である、感情の起伏が激しく周りを不安にさせる、そのような人は一緒にいて「安心感がない」「安心感が持てない」と評されます。
「安心感」の反対語
「安心感」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「不安感」
- 「心配」
「不安感」
「不安感」とは不安な感じという意味です。
「不安」とは気がかりである、心配である、これから起こることに対する恐れといった意味合いがあります。
「彼女の生活ぶりを見ていると、この先大丈夫かしらと、不安感が大きくなるわ」「一度芽生えた不安感はなかなか消えなかった」という風に使います。
「心配」
「心配」とは何か起こるのではないかと気にかけること、不安がることです。
「お母さんは、心配性過ぎるよ」「何も心配しなくていい」「心配事が多い」などと使います。
「安心感」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「安心感」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「安堵感」【あんどかん】
- 「平穏」【へいおん】
- 「リラックス」【りらっくす】
「安堵感」【あんどかん】
「安堵感」とは安心して心が落ち着く感じという意味になります。
「ようやく安堵感に浸ることができた」という風に使います。
「平穏」【へいおん】
「平穏」とは変わったことがなく、穏やかであることを言います。
「平穏無事に過ごせることに感謝する」「平穏な毎日だ」「ようやく平穏を取り戻した」などと使います。
「リラックス」【りらっくす】
「リラックス」とは「精神、肉体の緊張をほぐして、ゆったりとすること、くつろぐこと」を言います。
「リラックスしている」「ようやくリラックスできた」「ここにいるとリラックスできるんだ」などと使います。
「安心感」の英語と解釈
「安心感」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語ではいくつか当てはまる単語がありますので見ていきましょう。
“relief”(安堵)、“peace of mind”(心の平和)、“security”(不安や心配がないこと)などがあります。
例文は“a false sense of security”(思い違いによる安心感)、“I feel secure with him”(彼と一緒にいると安心感がある)となります。
いかがでしたでしょうか。
「安心感」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「安心感」とは「安心できる感じ」となります。
「安心感を与える」はいい意味ですが「安心感がない」とは悪い意味になります。
言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。