「タンス預金」とは?意味やメリットとデメリット・類語・例文まで詳しく解説!
この「タンス預金」は、最近ではよく聞くようになった言葉です。
その一番の理由は、近年の預金金利の引き下げに他ならないと言えるでしょう。
目次
- 「タンス預金」とは?
- 「タンス預金」のメリットとデメリット
- 「タンス預金」の類語や言い換え
- 「タンス預金」を使った例文と意味を解釈
「タンス預金」とは?
「タンス預金」とは、銀行や信用金庫などの金融機関を利用せず、自宅や貸金庫などに保管している現金のことです。
それが「タンス」預金と呼ばれるのは、自宅で現金を隠す際には、タンスの中にしまっておくことが多いからです。
銀行などの金融機関に預ければ、僅かですが金利を得ることができます。
それなのに、遭えてこのタンス預金をする目的は、その金利に魅力が感じられない為、手元に置いておいた方が利便性が高いからだと考えられています。
「タンス預金」のメリットとデメリット
タンス預金のメリットは、先のように、その現金が利用できるという点です。
銀行などに預金していると、まず引き出す為の手間があり、それも金額によっては一度に引き出すことができず、銀行などがその用意に何日も掛かる場合があります。
手元に置いておけば、そのような面郷は一切なく、好きな時に現金として使うことができます。
デメリットとしては、どうしてもセキュリティ面に不安がつきまとうという点です。
盗難の心配だけでなく、火事などによって焼失してしまう可能性も排除できず、安全面では銀行などを利用した方がいいのは間違いありません。
また、超低金利と言える時代ですが、一切金利が付かないという点も一応のデメリットとして挙げられます。
「タンス預金」の類語や言い換え
「タンス預金」と呼ばれる前は、以下の言葉がよく使われていました。
ただし、最近では多少意味が異なってきています。
- 「へそくり」【へそくり】
「へそくり」【へそくり】
昔から、こっそりと隠しておくお金のことをこう呼んでいます。
それほど高額でなければ、今でもタンス預金をこの「へそくり」と表現できますが、隠している訳ではなく、遭えて銀行などに預金しないのが「タンス預金」なので、現在では使い分けが必要かも知れません。
「タンス預金」を使った例文と意味を解釈
「タンス預金」を使った例文と、その意味の解釈です。
試算では、日本には約50兆円ものタンス預金があると言われています。
- 「タンス預金」を使った例文1
- 「タンス預金」を使った例文2
「タンス預金」を使った例文1
「タンス預金が動かないと、経済もよくならないと言われている」
銀行などに預けたお金は、それが貸し出し(各種の融資)に利用されています。
よって、預けているだけで、少しは経済に貢献していることになりますが、一切動かすことがないタンス預金では、その分は経済的には存在しないも同然です。
その為、50兆円とも言われているタンス預金が動かないことには経済がよくならないという理屈も、あながち間違っているとも言えません。
「タンス預金」を使った例文2
「100万円程度なら銀行に預けるより、タンス預金の方がいいだろう」
銀行預金は、最近ではコンビニのATMでいつでも引き出しができますが、1日に50万円までという制限が付いています。
また、手数料が発生することもあるので、100万円程度なら手元に置いておいた方がいいという考え方もあるでしょう。
タンス預金は、そのメリットとデメリットの両方を考慮した上で、行うべきか判断してください。
経済への貢献とはならないものの、この超低金利の時代では、それもいた仕方ないのかも知れません。