「IT化」とは?意味や言い換え・「ME化」についても詳しく解説!
現在では日本でもかなりこれが進んでいると言える「IT化」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「IT化」とは?
- 「IT化」の言い換え
- 「IT化推進」とは?
「IT化」とは?
「IT化」とは、可能なことには、「IT」“Information Technology”=情報技術を採用しようという動きだと解釈していいでしょう。
簡単な例では、顧客情報の管理がこれまでは紙媒体でのファイリングだったものを、データベース化してパソコンで管理するといった行為です。
最近では色々な種類がある電子決済も、このIT化の1つだと表現していいでしょう。
現金での支払いという、言わばアナログと言える行為をデジタル化したと解釈できる為です。
「IT化」の言い換え
「IT化」とは、すぐ上で書いた「デジタル化」だと言い換えることができます。
先の顧客情報の例がとても分かりやすいと思いますが、それまではアナログだった仕組みに情報技術を採用し、デジタル化することが「IT化」だと言っていいでしょう。
今では当たり前となっている鉄道の駅の自動改札も、立派なIT化の1つです。
以前は駅員さんが各レーンのボックス内に立ち、1枚1枚キップにハサミを入れるというアナログな改札が普通に行われていました。
- 「ME化」
「ME化」
「ME化」は、IT化を更に発展させたものだと考えてください。
この「ME」は“Micro-Electronization”の略で、日本語にすると、電子化の細分化とでも訳せますが、大筋はそのようなことで、あらゆる可能な部分に情報(電子)技術を採用し、更に、連携させることです。
最近では見掛けることも多くなった、話し掛けるだけで利用できるスマートスピーカーによって、部屋の電気やテレビのスイッチなどが声だけでオン、オフで(その他の操作も)できるといった仕組み(システム)がいい例になります。
また、必要な情報は常時ネットからダウンロードしてくるような仕組みが絡むことが多いです。
それでこそ、「IT化」をより進化させた「ME化」と呼べる構成です。
そこまでではない場合は、IT化の方を使う方が合っています。
「IT化推進」とは?
「IT化推進」とは、デジタルにできるものはそれに置き換えるという動きのことで、中小企業のIT化の推進に、特定の条件を満たすと、政府より「IT導入補助金」が支給されるという制度があります。
今ではネット環境のあるパソコンがあれば、確定申告もマイナンバーカードとリーダーだけで自宅から簡単に行える時代です。
しかし、まだ専用の用紙に記載して税務署に提出する人が9割以上(税務署内で指導を受けながらパソコンで行う人もこちらに含みます)だというデータがあるように、IT化は、その仕組みだけは出来上がっても、そう簡単に進むものでもないのです。
これは、使う側の意識の問題だと考えていいでしょう(それまでのアナログな方に慣れてしまっているからです)。
IT化は、電子化そのもののことではなく、意識の問題だと言われることがありますが、その通りだと言ってもいいかも知れません。
いくらシステムとして完成していても、実際にそれを使いこなしていなければ、本当の意味でIT化されたとは言えないでしょう。