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「全力」とは?意味や使い方!例文や解釈

「全力」とは、「持っているすべての力・ありったけの力」を意味する言葉です。

「全力」「意味・読み方・語源や漢字・使い方・全力を使った言葉・例文と解釈・反対語・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。

全力

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目次

  • 「全力」とは?
  • 「全力」の表現の使い方
  • 「全力」を使った言葉と意味を解釈
  • 「全力」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「全力」と「総力」の意味の違い
  • 「全力」の類語や類義語・言い換え
  • 「全力」の英語と解釈

「全力」とは?

「全力」とは?

「全力」という言葉は、「自分が持っているすべての力」「ありったけの力・渾身の力(全身の力)」を意味しています。

「全力」とは、「これ以上は出すことができない自分にとって最高の力・限界の力」を意味する言葉なのです。

  • 「全力」の読み方
  • 「全力」の語源や漢字

「全力」の読み方

「全力」の読み方は、「ぜんりょく」になります。

「全力」の語源や漢字

「全力」という言葉の語源的な意味は、その漢字から考えることができます。

「全力」「全」という漢字の語源的な意味は、「まったく・すべて・まったき=欠点がない」になります。

「全」の成り立ちは「入り口の象形」「さしがね・工具の象形」から「倉庫などに工具を保管する所」を意味し、そこから転じて「すべて」を意味するようになりました。

「力」という漢字の語源的な意味は、「自分が動いたり他に影響を与えたりする働き・作用・努力・仕事をする」などになります。

「全+力=全力」で、「自分が持っているすべての力・これ以上出せない限界の力」を意味することになったのです。

「全力」の表現の使い方

「全力」の表現の使い方

「全力」の表現の使い方は、「持てるすべての力・ありったけのすべての力」を意味して使うという使い方になります。

例えば、「後悔したくなければ、全力を出し切って頑張りなさい」「全力を尽くして戦うことに意義があります」といった文章で、「全力」の表現を正しく使うことができます。

「全力」を使った言葉と意味を解釈

「全力」を使った言葉と意味を解釈

「全力」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「全力を傾ける」
  • 「全力を尽くす」
  • 「全力で戦う」

「全力を傾ける」

「全力を傾ける」という表現は、「自分の持っているすべての力を、その目的に注ぎ込むこと」を意味しています。

例えば、「彼はこの芸術作品の完成に全力を傾けてきました」といった文章で、この表現を使用することができます。

「全力を尽くす」

「全力を尽くす」という言葉は、「自分が持っているありったけの力をすべて出し切ること」を意味しています。

例えば、「今まで自分の仕事に全力を尽くしてきたので、思い残すことはありません」といった文章で、この言葉を使うことができます。

「全力で戦う」

「全力で戦う」という表現は、「持てる力のすべてを振り絞って相手(敵)と戦うこと」を意味しています。

例えば、「全力で戦ったものの、力及ばずに負けてしまいました」といった文章で、この言葉を使用できます。

「全力」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「全力」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「全力」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「全力」を使った例文1
  • 「全力」を使った例文2

「全力」を使った例文1

「私たちバレー部はみんなで全力を振り絞って戦いましたが、わずかに力及ばず、決勝戦で僅差(きんさ)で敗れてしまいました」

この「全力」を使った例文は、「私たちバレー部はみんなで持てるすべての力を振り絞って戦ったが、わずかに力及ばず、決勝戦で少しの点差で敗れてしまった」ということを意味しています。

「全力」を使った例文2

「結果がどうなるかも重要ですが、全力を尽くして目的達成のために必死に努力することが、自分自身の心身の成長につながるのです」

この「全力」を使った例文は、「結果(勝敗)がどうなるかも重要だが、自分のありったけの力を出して目的達成のために必死に努力することが、自分自身の心身の成長につながる」ということを意味しています。

「全力」と「総力」の意味の違い

「全力」と「総力」の意味の違い

「全力(ぜんりょく)」「総力(そうりょく)」の違いは、「全力」「主に個人が持っているすべての力」を意味していますが、「総力」「複数の人・集団の力を合わせた総体の力」「集団・国家などの全体の力」を意味しているという違いがあります。

例えば、「会社組織として全力を上げて取り組む」よりも「会社組織として総力を上げて取り組む」の方が、「集団組織の全体の力」という意味でより適切な言葉の使い方と言えるでしょう。

同様に、「全力を結集する」よりも「総力を結集する」の方がより正確な言葉の使い方になっています。

「全力」の類語や類義語・言い換え

「全力」の類語や類義語・言い換え

「全力」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

  • 「ベスト・フルパワー」
  • 「必死・渾身の力」
  • 「全身全霊・一心不乱」

「ベスト・フルパワー」

「全力」の類語・言い換えとして、「ベスト・フルパワー」があります。

「全力」という表現は日常的な英語で言い換えると、「ベスト(自分にとっての最高・最善)」「フルパワー(持てるすべての力)」になります。

その意味合いから、「全力」という言葉は「ベスト・フルパワー」という英語の表現で言い換えることができるのです。

「必死・渾身の力」

「全力」の類義語・言い換えとして、「必死・渾身の力(こんしんのちから)」があります。

「全力」という表現は、「持てるすべての力」「ありったけの力」を意味しています。

「必死」とは、「死ぬ覚悟で全力を尽くすこと」を意味している表現です。

「渾身の力」とは、「全身から振り絞って出す力」を意味しています。

それらの意味から、「全力」と良く似た意味を持つ類義語(シソーラス)として、「必死・渾身の力」という表現を指摘することができます。

「全身全霊・一心不乱」

「全力」の類語・言い換えとして、「全身全霊(ぜんしんぜんれい)・一心不乱(いっしんふらん)」があります。

「全身全霊」という表現は、「自分自身に備わっている体力と精神力のすべて」を意味しています。

「一心不乱」という言葉は、「他のことには目もくれず、一つの物事に全力を注ぎ込むこと」を意味しています。

それらの意味から、持てるすべての力を示す「全力」という言葉は、「全身全霊・一心不乱」という言葉に言い換えることができるのです。

「全力」の英語と解釈

「全力」の英語と解釈

「全力」という言葉は、“all one's power(strength)”(すべての力・すべての強さ・全力)や“all one's might”(すべての能力・全力)といった英語で表現することができます。

「全力を尽くす」という表現は、“do one's best, do all one can”(ベストを尽くす)や“devote all one's energy”(すべてのエネルギーを捧げる)の慣用句で書き表すことができます。

  • “She did her best to help him depressed.”

“She did her best to help him depressed.”

この英語の例文は、「彼女は、落ち込んでいた彼を助けるために全力を尽くしました」ということを意味しています。

icon まとめ

「全力」という言葉について徹底的に解説しましたが、「全力」には「持っているすべての力・ありったけの力」などの意味があります。

「全力」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「ベスト・フルパワー」「必死・渾身の力」「全身全霊・一心不乱」などがあります。

「全力」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。