「全力を注ぐ」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
皆さんは何か取り組む時に、何が何でもやり遂げなければならないことがあれば、「全力を注ぐ」ような気持ちで臨むことと思います。
今回はそんな「全力を注ぐ」という言葉について考察していくことにします。
目次
- 「全力を注ぐ」とは?
- 「全力を注ぐ」の表現の使い方
- 「全力を注ぐ」の英語と解釈
- 「全力を注ぐ」を使った例文と意味を解釈
- 「全力を注ぐ」の類語や類義語・言い換え
「全力を注ぐ」とは?
「全力を注ぐ」という言葉は、「目的のために持っている力を全て出し切ること」、「自分の目標を達成するために、考えられる手段を含めて全力で臨むこと」という意味があります。
「全力を注ぐ」の表現の使い方
「全力を注ぐ」には、「持てる力を全て出しきって行動すること」という解釈から、何かしらの取り組みを絶対に成功させるために、力を惜しまず全ての出し切るような場面で使われることになります。
「全力を注ぐ」の英語と解釈
「全力を注ぐ」を英語で訳すとするなら、“concentrate one's efforts”、“devote oneself entirely”、“focus one's efforts”などの言葉で表現することができます。
「全力を注ぐ」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「全力を注ぐ」を使った例文をいくつか挙げるので、これらの文章を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「全力を注ぐ」を使った例文1
- 「全力を注ぐ」を使った例文2
「全力を注ぐ」を使った例文1
「彼は取引先のキーマンである佐山部長の説得に全力を注ぎ、何とか契約にこぎ着けることができたのだ」
ビジネスの世界では、商談相手として、必ずキーマンとの交渉があります。
この例文はそのようなワンシーンですが、単なる担当者レベルでは、全く商談が遅々として進まないことがあります。
最後には必ずキーマンへのアプローチが必要となってきます。
「全力を注ぐ」を使った例文2
「首都圏から事業撤退して、今では関西、名古屋方面の店舗展開に全力を注いで、事業再構築を図っています」
ビジネス活動の中では、攻めるだけでなく引くことが必要な場合もあります。
マーケット規模の大きい首都圏から撤退して、ローカルの関西や中部地区に軸足を移そうとしているのも、事業の再構築をするためのようです。
「全力を注ぐ」の類語や類義語・言い換え
「全力を注ぐ」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのようなことがあるかを見ていくことにしましょう。
- 「全力を傾ける」
- 「全力で取り組む」
- 「全力を出し尽くす」
「全力を傾ける」
「全力を傾ける」が「全力を注ぐ」に近い意味を持つ言葉として扱うことができます。
「力を分散するのではなく、1つのことに集中して取り組む」というようなニュアンスのある言葉です。
「全力で取り組む」
「全力で取り組む」は身近な場面でよく使われている言葉ですが、「全力を注ぐ」と同じ意味がある表現です。
この言い回しだと、「手を抜かずにフルパワーで物事に当たる」というような印象を覚えます。
「全力を出し尽くす」
「全力を出し尽くす」という言い方も「全力を注ぐ」に近い意味を持つ類義語として挙げることができるます。
「全力を出し尽くす」ので、身体の中には、もう余分な力が全く残っていないことを連想させます。
それだけに目標をやり遂げることの意思の強さも滲み出ている感じさえあります。
長い人生の中で、どれほど「全力でを注ぐ」ような場面があるでしょうか?
このように持てる力を全て出し切ってやり遂げた時の充実感は、言葉では言い表すことができないくらいに意義深いものかもしれません。
仕事でも、楽して大きな成果を出すより、「全力を注ぐ」ことで、成し遂げた結果の方が満足感は、とても大きく深いのではないかと思います。
そのために、ちょっとしたチャンスがあれば、その機会を見逃さず全精力を傾けて、物事に当たっていきたいものです。
大変なことでも、大きなやり甲斐感があるはずです。