「豊富」とは?意味や使い方!例文や解釈
「豊富」とは、「豊かであり富んでいること」を意味する言葉です。
「豊富」の「意味・読み方・語源や漢字・使い方・豊富を使った言葉・例文と解釈・反対語・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「豊富」とは?
- 「豊富」の表現の使い方
- 「豊富」を使った言葉と意味を解釈
- 「豊富」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「豊富」の反対語
- 「豊富」の類語や類義語・言い換え
- 「豊富」の英語と解釈
「豊富」とは?
「豊富」という言葉は、「物質的(経済的)に豊かであり富んでいること」を意味しています。
「豊富」という表現は、「モノ(物・食べ物)がふんだんにあること」や「資源・物資・財産・知識などがたくさんあること」を意味する表現なのです。
例えば、「気候が温暖で食糧が豊富なこの地域は、昔はまるで楽園のような土地と言われていました」といった文章で、「豊富」の言葉の意味を分かりやすく示せます。
- 「豊富」の読み方
- 「豊富」の語源や漢字
「豊富」の読み方
「豊富」の読み方は、「ほうふ」になります。
「豊富」の語源や漢字
「豊富」の語源は、その漢字の語源的な意味や成り立ちから考えていくことができます。
「豊富」の「豊」という漢字の語源的な意味は、「ゆたか・多い・たくさん・実りが多い・たかつき(食器の一種)」になります。
「豊」の成り立ちは、「草・木が茂っている象形」と「頭がふくらんで脚が長い甘酒を盛るたかつきの象形」から「豊かさ」を意味した会意兼形声文字です。
「富」の漢字の語源的な意味は、「(物質的・経済的に)富む・富ませる・富」になります。
「豊+富=豊富」で、「物質的に豊かで富んでいること・モノがありあまるほどたくさんあるさま」を意味するようになったのです。
「豊富」の表現の使い方
「豊富」の表現の使い方は、「物質的(経済的)に豊かであり富んでいる場合」に使うという使い方になります。
「豊富」という表現は、「物資・食糧・資源・財産・知識などがふんだんに豊かにある時」に使うことができる表現なのです。
「豊富」を使った言葉と意味を解釈
「豊富」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「豊富な食糧」
- 「豊富な天然資源」
- 「豊富な知識」
「豊富な食糧」
「豊富な食糧」という表現は、「食糧・食品がありあまるほどに十分たくさんあること」を意味しています。
例えば、「豊富な食糧があるので、1ヶ月以上は買い物に行けなくても大丈夫です」といった文章で使えます。
「豊富な天然資源」
「豊富な天然資源」という言葉は、「石油・天然ガス(シェールガス)・鉄鉱石・金や銀などの天然資源がたくさんあって富んでいること」を意味しています。
例えば、「アメリカも中国も豊富な天然資源に恵まれているという強みがあります」といった文章で使用されるのです。
「豊富な知識」
「豊富な知識」という言葉は、「知識の分量が十分に多いさま」や「量的にも質的にも豊かな知識を持っていること」を意味しています。
例えば、「彼は豊富な知識を活かして、生徒に分かりやすく教科を教える教員の仕事をライフワークにしています」といった文章で使用できます。
「豊富」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「豊富」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「豊富」を使った例文1
- 「豊富」を使った例文2
「豊富」を使った例文1
「わが国は経済が発展して物資も資金も豊富なので、この戦争で負けることはまずないだろう」
この「豊富」を使った例文は、「我々の国は経済が発展して物資も資金も十分にたくさんあって豊かなので、この戦争で負けることはまずないだろう」ということを意味しています。
「豊富」を使った例文2
「彼女の豊富な知識を前提にしたプレゼンはかなりの説得力があったため、上層部の意思決定を動かすことになりました」
この「豊富」を使った例文は、「彼女のその分野(商品)に関する量的・質的に豊かな知識を前提にしたプレゼンは、かなりの説得力があったため、上層部の意思決定を動かすことになった」ということを意味しています。
「豊富」の反対語
「豊富」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「欠乏・貧弱」
「欠乏・貧弱」
「豊富」の反対語として、「欠乏(けつぼう)・貧弱(ひんじゃく)」が上げられます。
「欠乏」という表現は、「物資・資源・知識などの量が不足していて乏しいさま」を意味しています。
「貧弱」という言葉は、「物資が不足していて、豊かではなく貧しく弱々しいさま」を意味しています。
それらの意味から、物質的に豊かで富んでいることを意味する「豊富」と反対の意味を持つ反対語(対義語)として、「欠乏・貧弱」を指摘できるのです。
「豊富」の類語や類義語・言い換え
「豊富」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「十分・富裕・恵まれた」
- 「豊潤・潤沢」
- 「沢山・ふんだん」
「十分・富裕・恵まれた」
「豊富」の類語・言い換えとして、「十分・富裕(ふゆう)・恵まれた」があります。
「豊富」という表現は、「物質・資源の量が十分にあって裕福なこと」や「物質的・経済的に恵まれた富裕な状態にあるさま」を意味しています。
それらの意味合いから、「豊富」という表現は「十分・富裕・恵まれた」という表現に言い換えることが可能なのです。
「豊潤・潤沢」
「豊富」の類義語・言い換えとして、「豊潤(ほうじゅん)・潤沢(じゅんたく)」があります。
「豊潤」という表現は、「物質的に豊かでうるおいがあるさま」を意味しています。
「潤沢」というのは、「物資・資金などがたくさんあって十分に余裕があること」を意味する表現です。
それらの意味合いを考えると、物質的に豊かで富んでいることを意味する「豊富」は、「豊潤・潤沢」という表現で言い換えることができます。
「沢山・ふんだん」
「豊富」の類語・言い換えとして、「沢山(たくさん)・ふんだん」があります。
「豊富」という表現は、「物質・財産・知識などの量がたくさんあること、ふんだんにあるさま」を意味しています。
「ふんだん」という言葉は、「モノがありあまるほど多くあること」を意味しています。
それらの意味から、「豊富」と近しい似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「沢山・ふんだん」という表現を指摘することができます。
「豊富」の英語と解釈
「豊富」という言葉は、“rich, richly”(豊かな・豊かに)や“abundant, abundantly”(ありあまるほど豊富な・豊富に)といった英語で書き表すことができます。
- “Russia is a country rich(abundant) in natural resources more than Japan.”
“Russia is a country rich(abundant) in natural resources more than Japan.”
「豊富」を使ったこの英語の例文は、「ロシアは日本よりも、天然資源が豊富な国です」ということを意味しています。
「豊富」という言葉について徹底的に解説しましたが、「豊富」には「物質的(経済的)に豊かであり富んでいること」などの意味があります。
「豊富」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「十分・富裕」「豊潤・潤沢」「沢山・ふんだん」などがあります。
「豊富」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。