「間が悪い」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「間が悪い」という表現を知っているでしょうか。
実は誤解している人も多いと言われている表現の1つです。
ここでは「間が悪い」という表現について詳しく説明していきます。
目次
- 「間が悪い」とは?
- 「間が悪い」の英語と解釈
- 「間が悪い」の表現の使い方と注意点
- 「間が悪い」を使った例文と意味を解釈
- 「間が悪い」の類語や類義語・言い換え
「間が悪い」とは?
「間が悪い」というのはきまりが悪い、バツが悪い、という意味になり、恥ずかしくなるほどその状況に合っていない行動をとる時にも「間が悪い」という表現が使えます。
実は、「間が悪い」という表現にはちょうど適した時期を逃す、というニュアンスがあり、その状況や状態に適していない言動をとる、きまりが悪い、という意味で使えるのです。
その場にふさわしくない行動をとる人に対し、鬱陶しいと思った経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
敬語が使えない、食事マナーがなっていない、などということで一緒にいたくない、鬱陶しい、と感じる人がたまにいますよね。
そのような人は「間が悪くて鬱陶しい」ということになります。
タイミングが悪いという表現と混合している人がいますが、タイミングが悪いというのは物事をするのにちょうど良い時期や機会を逃す、という意味であり、間が悪いというのはあくまでもその状況に合っていない言動をとる、運が悪い、という意味で使われるのです。
- 「間が悪い」の読み方
「間が悪い」の読み方
「間が悪い」という表現は「まがわるい」と読みます。
「あいだがわるい」ではありませんので気をつけましょう。
もしも「間が悪い」という表現を「あいだがわるい」読んでしまえば、それこそ間が悪くなってしまいます。
「間が悪い」の英語と解釈
「間が悪い」という表現を英語にすると“embarrassed”や“awkward”になります。
これはバツが悪いという意味の英語になりますのでぜひ覚えておきましょう。
「漢字の読み方を間違えてしまい、間が悪かったです」ということであれば“I was so embarrassed because I couldn't read Chinese letters properly.”になります。
「間が悪い」の表現の使い方と注意点
「間が悪い」という表現はバツが悪いなどという意味で使える表現です。
例えば、誰かの悩み事などを聞いて相談に乗っている時、誰かが明るい笑顔でやってきて「今日飲みに行かない?」聞いたとしましょう。
悩み事が真剣であればあるほど、深刻であればあるほど、後から来たその人は間が悪くなってしまいます。
確かに悩み事を相談しているときに明るく飲みに行こうと誘われても、「それどころではない」と思ってしまうかもしれません。
しかし、ここからも分かる通り、たとえ間が悪くなってしまったとしても誰かのせいとは限らない場合もあります。
もしも気まずくなってしまったら、お互いにフォローし合う余裕が欲しいですね。
「間が悪い」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「間が悪い」を使った例文1
- 「間が悪い」を使った例文2
「間が悪い」を使った例文1
「お母さんと喧嘩になったときにお風呂上がりの弟が裸で走ってきてすごく間が悪かった」
親子喧嘩はよくあるものですよね。
しかし、お互いが真剣に口論をしている時、もしも幼い姉妹が素っ裸で走ってきたりしたら、反応に困ることもあるのではないでしょうか。
むしろそっちに目がいってしまい、お互いに笑ってしまった、喧嘩が続かなくなった、ということもあるかもしれません。
しかし、場合によってはさらに親の怒りを煽ってしまう可能性もあります。
「間が悪い」を使った例文2
「部長がいつも楽観的で、すごく間が悪いよ」
上司が楽観的というのは悪いことではありません。
しかしあまりにも楽観的だと、みんなが真剣に相談などをしているときにとても「間が悪い」ということもあるかもしれません。
しかも本人が楽観的であるということに気づいていれば良いですが、気づいていない場合はなおさら厄介ですよね。
ポジティブである事は大切ですが、空気を読める力を身に付けることも必要です。
「間が悪い」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「タイミングが悪い」【たいみんぐがわるい】
- 「穴があったら入りたい」【あながあったらはいりたい】
「タイミングが悪い」【たいみんぐがわるい】
タイミングが悪いというのは先ほども述べた通り、時期や頃合いがずれているという意味です。
例えば誰かに謝る時なども、タイミングを間違ってしまうとうまくいかない場合がありますよね。
タイミングが合っていればどんなに難しいと思えることでもうまくいく可能性さえあるのです。
「穴があったら入りたい」【あながあったらはいりたい】
穴があったら入りたい、というのは何を隠したいことに恥ずかしいということです。
顔から火が出そうになるなどという表現もありますが、思い出すだけで恥ずかしくなるような事に対し、穴があったら入りたいと表現できます。
「間が悪い」という表現は日常的にも使えますので、ぜひ利用したい表現の1つです。
その一方で間が悪くならないように注意をすることも大切ですし、誰かが間の悪い行動をしてしまったときにはフォローする余裕も持ちたいですね。