「やさぐれる」の意味とは!例文や表現の使い方
「やさぐれる」という表現を知っているでしょうか。
聞いた事はあるけれど詳しく意味まではわからない、という人もいるかもしれません。
ここでは「やさぐれる」という言葉について詳しく解説していきます。
目次
- 「やさぐれる」とは?
- 「やさぐれる」の語源や由来
- 「やさぐれる」の表現の使い方
- 「やさぐれる」を使った例文と意味を解釈
「やさぐれる」とは?
「やさぐれる」という表現はもともと家でするという意味でした。
「やさ」というのは「鞘」の隠語だと捉えられており、これは自分が収まる場所、つまり自分の家を表していたのです。
そして「ぐれる」という表現には外れるという意味があり、この2つを合わせると家から外れる、つまり家出する、という意味になります。
しかし最近ではすねたりふてくされたりして投げやりな状態になっていることを「やさぐれる」と表現します。
「やさぐれる」の語源や由来
もともと「やさぐれる」というのは不良たちが使っていた表現「やさぐれ」が変化した表現です。
鞘から外れる、つまり家でする、ということであり、もともと家出人はやさぐれと呼ばれていました。
そしてこの表現が動詞になり、「ぐれる」という表現と混同されたり誤用されたりして今の意味ができあがったのです。
「やさぐれる」の表現の使い方
「やさぐれる」という表現はふてくされるという意味で使われます。
例えば、良い成績も取れず、思春期の真っ只中で何もする気にならず、投げやりな気持ちになってしまった経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
何をがんばってもうまくいかない、自分は何かを努力したところで成功できないんだ、などと悲観的に考えてしまったこともあるかもしれません。
このような状態を「やさぐれる」と表現します。
投げやりになっていること、ふてくされて何もかもが嫌になっていること、という意味になります。
「やさぐれる」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「やさぐれる」を使った例文1
- 「やさぐれる」を使った例文2
「やさぐれる」を使った例文1
「大学の受験に失敗してやさぐれた経験があります」
大学の受験は誰にとっても大きなものですよね。
第一志望の大学に落ちてしまい、ショックだった、もう何もする気になれなかった、人生が終わった気になった、という人もいるかもしれません。
その後予備校に1年通うか、滑り止めの大学に通うかという事は人によって違いますが、第一志望の大学に行けなかったという事は一生後悔してしまう可能性もあります。
「やさぐれる」を使った例文2
「高校の時は何もかもが嫌になって完全にやさぐれていました」
10代の頃は色々と嫌になった経験があるという人もいるかもしれません。
思春期で子供と大人の間にある時、なかなか前向きに考えられないこともありますよね。
何もかもが嫌になってしまった、頑張ろうと思えなかった、という人もいるのではないでしょうか。
「やさぐれる」という表現はもともと家出をするという意味でしたが、最近ではふてくされるという意味で使われています。
どちらかというとカジュアルな表現ですので、職場などでは使わない方が良いかもしれません。
友達の間ならば問題なく使える表現になります。