「枝葉末節」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「枝葉末節」という言葉は普段あまり耳にする機会がありません。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「枝葉末節」とは?
- 「枝葉末節」の語源や由来
- 「枝葉末節」の表現の使い方
- 「枝葉末節」を使った例文と意味を解釈
- 「枝葉末節」の類語や類義語・言い換え
「枝葉末節」とは?
「枝葉末節」の概要について紹介します。
- 「枝葉末節」の読み方
- 「中心から外れた事柄」の意味
- 「取るに足りないこと」の意味
- 「枝葉末梢」とは
「枝葉末節」の読み方
「枝葉末節」は「しようまっせつ」と読みます。
人によっては「えだはまっせつ」と読むこともありますが、正しくは「しようまっせつ」です。
「中心から外れた事柄」の意味
ものごとの核心ではなく、外れている事柄で、本来の意味をなさないことを言います。
現在問題となっていることや注目するべきことではなく、論点や味方がずれていることを表します。
「取るに足りないこと」の意味
こちらの意味で使われることが多くなります。
小さなことで特に問題として取り上げる程でもなく、何もしなくても体制に影響を与えないような事柄のことを言います。
「枝葉末梢」とは
ネット上で「枝葉末梢」という言葉を見かけることがありますが、これは「枝葉末節」の書き間違いです。
「末梢」は「まっしょう」と読み「木の枝の先」「取るに足らないこと」という意味があります。
「枝葉末節」と非常に意味が良く似ているので、混同して使われていると思われます。
「枝葉末節」の語源や由来
「枝葉末節」の語源を紹介します。
「枝葉」は「木の枝や葉っぱ」の意味、「末節」は「木の先端にある節のこと」という意味です。
どちらも木の幹の部分に比べると重要度は低く、例え切り落とされても幹が残っていれば再生が可能です。
このことから「木の先端のあまり重要でない部分=取るに足らないこと」という意味で使われる様になりました。
「枝葉末節」の表現の使い方
「枝葉末節」の使い方を紹介します。
- 「枝葉末節に至るまで」
- 「枝葉末節にこだわる」
「枝葉末節に至るまで」
「本来の目的や中心となる事柄以外の細かい部分まで」という意味です。
何かを決めたり行動する時に、こまごまとした点まで見落とさない様にする時に使われます。
「枝葉末節にこだわる」
「細かい部分にまでとらわれて気にすること」という意味です。
行動をする時に、本来の目的から外れた細かい部分まではっきりさせないと気が済まないと思う時に使います。
「枝葉末節」を使った例文と意味を解釈
「枝葉末節」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「枝葉末節」を使った例文1
- 「枝葉末節」を使った例文2
「枝葉末節」を使った例文1
「枝葉末節にとらわれているといつまでも目標達成ができない」
目標に向かって流れに乗っている時に、あまり小さなことにこだわり過ぎていると良いタイミングを失ってしまうというアドバイスです。
波が来ている時にはスムーズに乗り、小さな問題は流れの中で改善してくことも大切であるということです。
「枝葉末節」を使った例文2
「その問題は枝葉末節なので後回しにしよう」
今は本来の問題を話し合う時であり、細かい問題は大きな問題が解決した後改めて場を設けて話し合おうと提案しています。
本来の問題が解決すれば、後は担当者レベルで解決できるかもしれません。
「枝葉末節」の類語や類義語・言い換え
「枝葉末節」の類語を紹介します。
- 「たわいない」【たわいない】
- 「みみっちい」【みみっちい】
「たわいない」【たわいない】
「これといって取るに足りない」「分別のない」「正体を失っている」という意味です。
元々軽いノリで会話をしている時の表現で「たわいない冗談」などに使われます。
「みみっちい」【みみっちい】
「細かくてけちくさいこと」という意味です。
お金に関して金額が小さい時に使われるなど、「けち臭くて取るに足りないこと」を表す言葉です。
「枝葉末節」は「中心から外れた事柄」「取るに足りないこと」という意味です。
人に対して「くだらない」とはっきり言いにくい時に使ってみましょう。