「支離滅裂」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「支離滅裂」、という表現を知っているでしょうか。
ここでは「支離滅裂」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「支離滅裂」とは?
- 「支離滅裂」の語源や由来
- 「支離滅裂」の表現の使い方
- 「支離滅裂」を使った例文と意味を解釈
- 「支離滅裂」の類語や類義語・言い換え
「支離滅裂」とは?
「支離滅裂」、というのは物事に一貫性がなく、バラバラでまとまりがないという意味になります。
統一しておらずバラバラに見られている状態、筋道が立っておらずめちゃくちゃなこと、などと言われる場合もあります。
支離という言葉にはバラバラという意味があり、滅裂という言葉には離ればなれになっているという意味があるのです。
漢字検定3級レベルの熟語になります。
- 「支離滅裂」の読み方
- 「支離滅裂」の対義語
「支離滅裂」の読み方
「支離滅裂」という表現は「しりめつれつ」と読みます。
読み方はそこまで難しくありませんが、支離という部分が漢字で書けないという人もいますので、しっかり描けるようにしておきましょう。
「支離滅裂」の対義語
「支離滅裂」という表現の対義語は理路整然になります。
これは文章や議論、あるいは話の筋道がしっかり通っているという意味であり、話し方や考え方などの筋道が通っている、順序立てて説明されている、という時に使える表現です。
「支離滅裂」という表現がまとまりがない、首尾一貫性がない、という表現であることに対し、理路整然という表現には首尾一貫性がある、まとまりがある、という意味があるのです。
「支離滅裂」の語源や由来
「支離滅裂」という表現は支離という言葉と滅裂という言葉からできています。
支離には別れ離れること、バラバラになること、という意味があり、滅裂という言葉にはバラバラになっていて統一性がないこと、という意味があります。
つまり、どちらもバラバラになるという表現であり、形が不揃いでバラバラだという表現を強調した熟語になるのです。
「支離滅裂」の表現の使い方
誰かの話を聞いたとき、話に筋道が通っていなくて全然わからないと感じた経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
あるいは、酔っ払った時は「支離滅裂」なことを言ってしまったという人もいるかもしれません。
理性で物事を考える時、人間の話には少なからず統一性があるものですが、お酒が入ったりして理性が効かなくなるとどうしても「支離滅裂」な話をしてしまうということもあるかもしれません。
「支離滅裂」を使った例文と意味を解釈
ここでは「支離滅裂」という表現を使った例文を紹介します。
- 「支離滅裂」を使った例文1
- 「支離滅裂」を使った例文2
「支離滅裂」を使った例文1
「彼女はお酒が入ると支離滅裂なことをいうから気をつけて」
どれだけ素晴らしいキャリアを持つ人であったとしても、お酒が入ると人が変わってしまうということもあるのではないでしょうか。
少しばかりのお酒ならば大丈夫という人も多いですが、飲み過ぎてしまうとコントロールが効かなくなるという人もいるかもしれません。
特にお酒は飲み過ぎてしまうと翌日などにも影響を与える可能性がありますので、飲み会などに行くときにはどこまで飲むか、自分で判断する必要があります。
「支離滅裂」を使った例文2
「親が倒れて病院に運ばれた時、気が動転して支離滅裂なことを言ってしまいました」
病気などで病院に運ばれた時など、辛いですよね。
家族が重い病気にかかった時などは、どうしても気が動転して首尾一貫性のないことを言ってしまう、ということがあるかもしれません。
人間の感情として仕方がないとも言えるでしょう。
もしも理性を失ってしまった人がいたら、周りの家族らが支えてあげられると良いですね。
「支離滅裂」の類語や類義語・言い換え
ここでは「支離滅裂」という表現の類義語を紹介します。
- 「ごちゃごちゃ」【ごちゃごちゃ】
- 「首尾一貫性がない」【しゅびいっかんせいがない】
「ごちゃごちゃ」【ごちゃごちゃ】
ちゃこちゃん、というのは様々な事柄が乱雑に入り混じっている、乱れてきちんとしていない、という意味になります。
秩序なく入り乱れているという事はまとまりがない、統一性がない、という意味にもなりますね。
「首尾一貫性がない」【しゅびいっかんせいがない】
首尾一貫性というのは方針や考え方などが最初から最後まで変わらず、筋が通っているという意味になるため、首尾一貫性がないというのは方針や考え方などが変わっている、筋が通っていない、という意味になります。
話が二転三転するという意味であり、定まらないという状態を表します。
誰であれ、「支離滅裂」な話の仕方は避けたいものです。
確かに感情的になってしまうこともあるかもしれませんが、統一性が重要ですので、わかりやすい話し方などを心がけましょう。