「百人力」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「百人力」という表現を知っているでしょうか。
クイズ番組などでこの言葉を聞いたなどという人もいるかもしれませんね。
ここでは「百人力」という表現について紹介します。
目次
- 「百人力」とは?
- 「百人力」と「千人力」の違い
- 「百人力」の表現の使い方
- 「百人力」を使った例文と意味を解釈
- 「百人力」の類語や類義語・言い換え
「百人力」とは?
この表現は100人分を合わせたほどの力、という意味もありますが、一般的には強力な援助を得てとても心強く思うという意味があります。
例えば、クイズ番組などを見ていると「この人がいたら百人力だ」と感じることもあるのではないでしょうか。
どこの大学出身かなどということではなく、他のクイズ番組でも華々しく活躍している人が参加すると、なんだか勝てそうな気がしますよね。
あるいは運動会の時など、自分のチームに運動神経抜群の人が加わってくれたら勝てそうだと思う人もいるのではないでしょうか。
「この人がいたら勝てそう」「この人がいたらきっと大丈夫だ」と思えるような時、「百人力」という表現が使えます。
- 「百人力」の読み方
「百人力」の読み方
「百人力」という表現は「ひゃくにんりき」と読みます。
力を「ちから」と読まないように気をつけましょう。
「百人力」と「千人力」の違い
「百人力」という言葉以外にも千人力という表現があります。
千人力という表現は100人ではなく1000人ほどの力が集まったという意味であり、「百人力」よりも強い意味があります。
また、1000人の助けを得た位に力強いという意味もありますので、「百人力」という表現よりもさらに強さが高まります。
また、戦争中、男性たちが1枚の布に「力」という事を書いて出兵兵士に送り、武運を祈ったという過去がありますが、この布を千人力と呼ぶことがあります。
「百人力」の表現の使い方
この言葉は心強いと思える時に使える表現です。
試合に臨む時や何かをしなければならない時も、「この人がいてくれるときっとできる」と思うことがありますよね。
勉強においても、「この人が教えてくれたらきっとこの大学に合格できる」などと思えるのではないでしょうか。
このような時に「百人力」という表現が使えます。
「百人力」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「百人力」を使った例文1
- 「百人力」を使った例文2
「百人力」を使った例文1
「球技大会に彼が加わってくれたら百人力だよね」
どこの高校などにも、球技大会などというものが存在するのではないでしょうか。
運動会やスポーツ大会と呼ばれることもあるかもしれませんね。
このような大会ではチーム分けで試合が行われることが多いですが、「彼が加わってくれたらきっと勝てる」「彼女が加わってくれたらいいのに」などと思う存在がどこのクラスにもいるのではないでしょうか。
部活のエースであったり、現役で活躍していたり、そのような人はぜひ歓迎したいですよね。
「百人力」を使った例文2
「あの先生が教えてくれたら百人力なのに」
世の中には教え方が上手な人と下手な人がいるものです。
教師だからといって全ての人が上手に教えるとは限りませんし、教師の中にもずば抜けて教え方が上手だという人もいるかもしれません。
特に受験などを控えている場合、教え方の上手な先生に授業をしてもらいたいと思うのは当たり前の感情ではないでしょうか。
「百人力」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「馬鹿力」【ばかぢから】
- 「向かうところ敵なし」【むかうところてきなし】
「馬鹿力」【ばかぢから】
馬鹿力というのは呆れるほどの強い力という意味です。
火事場の馬鹿力などとも言われ、これは火事が起こったとき、自分にあると思えないような大きな力を出して重いものを持ち出したりするというところから切迫した状況に置かれると、普段は絶対できないと思えるようなことであったとしても無意識的にできてしまうという意味になります。
「向かうところ敵なし」【むかうところてきなし】
向かうところ敵なし、というのは非常に強くて何にも負けない、という意味です。
どんなものにも負けない、絶対に勝つ、という時に向かうところ敵なし、という表現が使えます。
「百人力」という表現は日常的にも使える言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
自分の存在が「百人力」だと言ってもらえているようになりたいですね。