「箔がつく」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
人に対して「箔がつく」と言うことがあります。
一体どの様な意味があるのか、語源や類語なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「箔がつく」とは?
- 「箔がつく」の語源や由来
- 「箔がつく」の表現の使い方
- 「箔がつく」を使った例文と意味を解釈
- 「箔がつく」の類語や類義語・言い換え
「箔がつく」とは?
「箔がつく」の概要について紹介します。
- 「箔がつく」の読み方
- 「値打ちが高くなる」の意味
- 「貫禄がつく」の意味
「箔がつく」の読み方
「箔が付く」は「はくがつく」と読みます。
「箔」という漢字が難しいので書き間違わない様にしましょう。
「値打ちが高くなる」の意味
それまで持っていた値打ちが何かのきっかけで高まることを言います。
滅多にしない貴重な経験をしたり、名声のある人に認められたりして今迄よりもその人やものの価値が高くなる時の表現です。
「貫禄がつく」の意味
人を圧倒する様な雰囲気を身に付けることを言います。
貴重な経験をして凄みを増したり、周囲の人が「はっ」と息をのむ様な雰囲気になる時の表現です。
見た目がどっしりとするのではなく、雰囲気が重たく感じられる様になる時の表現です。
「箔がつく」の語源や由来
「箔がつく」の「箔」とは、金属を叩いて紙の様に薄く加工したもので「金箔・銀箔」などがあります。
美術品や工芸品の素材として使われ、見た目が豪華になり価格が高くなることから「箔がつく=値打ちが上がる」として使われる様になりました。
「箔がつく」の表現の使い方
「箔がつく」の使い方を紹介します。
- 「経歴に箔がつく」
- 主に男性に使う
- 「離婚して箔がついた」の意味
「経歴に箔がつく」
大きな手柄を立てたり業界から表彰される様な行いをして、名誉を得る時に使います。
その人のキャリアに値打ちが加わり、これから大きな仕事を任せて貰える様になったり、転職をする時に好条件で仕事を探し易くなるでしょう。
主に男性に使う
「箔がつく」はその人に加わった価値により、社会的なイメージが大きく変わることを表します。
主にプライドの高い男性に対して使われる言葉で、女性に対してはあまり使われません。
「離婚して箔がついた」の意味
「箔がつく」は「値打ちが上がる」という良い意味で使われます。
「離婚して箔がついた」というと「開き直った」「貫禄がついた」という意味に思われがちですが、「辛い経験を通して人生の価値が高まった」という意味になります。
この言葉は例外的に女性に対して使われることが多くなります。
「箔がつく」を使った例文と意味を解釈
「箔がつく」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「箔がつく」を使った例文1
- 「箔がつく」を使った例文2
「箔がつく」を使った例文1
「賞を取ったお蔭で箔がついた」
作家が著書で賞を取ったお蔭で、周囲からの評価が高くなり作品が売れる様になったことを表します。
一度賞を取ると世間からの注目度も高くなります。
これから連載やエッセイなどの仕事のオファーも増えて、益々執筆活動がし易くなるでしょう。
「箔がつく」を使った例文2
「業界紙で取り上げて貰えば商品に箔が付く」
自社の商品が業界紙で「注目度の高い製品」として取り上げられることになりました。
その商品の人気が高まり売上げが伸びること間違いなく、既に生産量を増やすことを検討している段階です。
「箔がつく」の類語や類義語・言い換え
「箔がつく」の類語を紹介します。
- 「存在感がある」【そんざいかんがある】
- 「風格がある」【ふうかくがある】
「存在感がある」【そんざいかんがある】
「その人の独特な雰囲気により、常に気になる存在に思えること」という意味です。
黙っていても重みを感じて決して無視できない人に対して使われます。
「風格がある」【ふうかくがある】
「その人の独特な雰囲気や品格が感じられて圧倒されること」という意味です。
存在感だけではなく格の高さも感じられ、一歩引いてしまう様な人に対して使われます。
「箔がつく」は「値打ちが高くなる」「貫禄が出る」という意味で使われます。
何かのきっかけで評価が高くなった人やものに対して良い意味で使ってみましょう。