「疲労困憊」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「疲労困憊」という四字熟語がありますが、一体どの様な意味があるのでしょうか。
例文や類語なども併せて紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「疲労困憊」とは?
- 「疲労困憊」の語源や由来
- 「疲労困憊」の表現の使い方
- 「疲労困憊」を使った例文と意味を解釈
- 「疲労困憊」の類語や類義語・言い換え
「疲労困憊」とは?
「疲労困憊」の概要について紹介します。
- 「疲労困憊」の読み方
- 「疲労困憊」の意味
「疲労困憊」の読み方
「疲労困憊」は「ひろうこんぱい」と読みます。
「困憊」という漢字が難しいので読める程度で問題ありません。
「疲労困憊」の意味
「疲労困憊」の意味は、「肉体的にも精神的にも疲れ切ってしまっている状態」です。
人が疲れていると感じるのは、肉体的な面と精神的な面に関してです。
肉体的に疲れていても、プライベートが充実していると疲れているとは感じないものです。
ところが肉体面だけではなく精神面も疲れてしまっている場合、何をするにもやる気が起きなかったり、ぐったりとして動けなくなってしまう場合があります。
この状態を「疲労困憊」といい、社会人の多くが陥りがちな心身共に疲れ切った状態なのです。
「疲労困憊」の語源や由来
「疲労困憊」の語源は、言葉の意味からきています。
「疲労」は、「肉体的・精神的に緊張した状態や過酷な状態が続くことで、身体の免疫機能が低下して全身がだるいと感じること」です・
「困憊」は、「辛いことや苦しいことが継続していて極限状態にまで疲れること」という意味です。
2つの言葉はどちらも「疲れること」という意味で、2つ続けることで意味を強調しています。
「疲労困憊」の表現の使い方
「疲労困憊」が使われるシーンを紹介します。
- 仕事が忙しい時
- 無理をした時
仕事が忙しい時
「疲労困憊」が最もよく使われるのが、仕事が忙しくて疲れ切った状態に対してです。
毎日終電ギリギリまで残業するのは当たり前で、それでも翌朝始業時には遅刻しない様に出勤しなければなりません。
土日もどちらか出勤になるケースもあり、代休を取りたくても日程の調整が付かない状態です。
職場でもぐったりと疲れて生気がない状態を「疲労困憊」と言います。
無理をした時
人は段々と年を取ると、若い頃の様に身体が軽く動かなくなります。
それでも気づかずに、若い頃と同じ様に週末にアウトドアやスポーツ三昧をしていると、翌朝になっても疲労が取れなくなるのです。
若いころはどんなに遅くまで遊び歩いても一晩眠れば回復したのですが、年齢を経るとそうもいかなくなり、土日に遊び歩くとその疲れを週明けに持ち越してしまい、この状態を「疲労困憊」と言います。
「疲労困憊」を使った例文と意味を解釈
「疲労困憊」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「疲労困憊」を使った例文1
- 「疲労困憊」を使った例文2
「疲労困憊」を使った例文1
「ハイキングに行ったら道に迷って戻るのが夜中になり、疲労困憊状態になった」
軽い気持ちでハイキングに行ったところ、道にまよってしまい日没までに戻れませんでした。
救助隊に発見されてやっと戻れたのが真夜中で、翌朝になってもぐったりと疲れている様子を表しています。
「疲労困憊」を使った例文2
「前日徹夜作業で翌日の社員運動会に参加して疲労困憊した」
前日運悪くトラブルがあり徹夜作業をしていましたが、翌日の社員運動会には義理で参加しました。
無事プログラムを終えたものの口もきけないくらい疲れ果てている様子を表しています。
「疲労困憊」の類語や類義語・言い換え
「疲労困憊」に類語を紹介します。
- 「憔悴する」【しょうすいする】
- 「疲弊する」【ひへいする】
「憔悴する」【しょうすいする】
意味は「病気や疲労、精神的な苦労の為に身体が弱り痩せ衰えてしまうこと」です。
こちらは「疲労困憊した結果」を表す言葉です。
「疲弊する」【ひへいする】
「ひへいする」と読みます。
意味は「心身共に疲れ果てて弱ること」です。
「疲労困憊」は「肉体的にも精神的にも疲れ切ってしまっている状態」を意味します。
ぐったりと疲れて口もききたくない状態の時に使ってみましょう。