「叩き上げ」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「叩き上げ」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「叩き上げ」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「叩き上げ」とは?
- 「叩き上げ」の語源や由来
- 「叩き上げ」の表現の使い方
- 「叩き上げ」を使った例文と意味を解釈
- 「叩き上げ」の類語や類義語・言い換え
「叩き上げ」とは?
「叩き上げ」とは下積みの苦労をして、腕を磨き一人前になったことを言います。
- 「叩き上げ」の読み方
「叩き上げ」の読み方
「叩き上げ」と書いて「たたきあげ」と読みます。
「叩き上げ」の語源や由来
「叩き上げ」とは下積み時代の苦労を経て一人前になったことを言う言葉です。
「叩き上げる」も苦労を重ねて一人前になるという意味です。
本来は職人など技術職の人に対して使う言葉でしたが、今は他の分野においても使われています。
エリート、キャリア、世襲といったスタートラインが恵まれている人に対して、下積みから努力してきた、後ろ盾がなく本人の実力のみでのし上がって一人前になった人に褒め言葉として使います。
「叩き上げ」の表現の使い方
「叩き上げ」とは本来は、職人などが師匠、親方などに弟子入りをして下積みをして一人前になったことを言う言葉です。
もちろんその意味でも使いますが、それ以外には、エリート、キャリア、世襲、後ろ盾などがない、本人が努力、苦労した上で一人前になった人にも「叩き上げ」という言葉を使います。
「あの人は叩き上げだから、仕事はすごくできるんだよ」「叩き上げの職人」などと言います。
「叩き上げ」を使った例文と意味を解釈
それでは「叩き上げ」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「叩き上げ」を使った例文1
- 「叩き上げ」を使った例文2
「叩き上げ」を使った例文1
「ここはコネ入社の人ばかり、叩き上げなんて一人もいないのよ」
「叩き上げ」を使った例文2
「あの人は叩き上げだから、厳しいよ、甘えず自力で頑張った方がいいよ」
「叩き上げ」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「叩き上げ」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「苦労人」【くろうにんn】
- 「努力の人」【どりょくのひと】
- 「非エリート」【ひえりーと】
- 「下積み生活を経験した」【したづみせいかつをけいけんした】
「苦労人」【くろうにんn】
「苦労人」とは色々な苦労を経験して世間の事情に通じた人という意味です。
「あの社長さんは、あれでなかなかの苦労人だよ」「苦労人の人ほど、優しさがあるよね」などと使います。
「努力の人」【どりょくのひと】
「努力の人」とは心を込めて、物事に打ち込んできた人、骨を折って実行に努めてきた人のことを言います。
「彼女は本当に努力の人だから、今回もきっとやり遂げると思うよ」「彼は天才というよりは努力の人だったのですね」という風に使います。
「非エリート」【ひえりーと】
「叩き上げ」とは、エリート、キャリア、世襲というスタートそのものが恵まれている人に対して使う言葉でもあります。
ですから「叩き上げ」という言葉は「非エリート」という言葉に言い換えることもできるでしょう。
本人の地道な努力、苦労を重ねて一人前になったという意味です。
「彼は非エリートであそこまで出世するとは凄いね」「自分は、非エリートだから妙なプライドもないしね」などと使います。
「下積み生活を経験した」【したづみせいかつをけいけんした】
「叩き上げ」とは下積みをして苦労を重ねて一人前になったことを言います。
ですから簡単に言い換えるならば「下積み生活を経験した」という言葉を当てはめることができます。
いかがでしたでしょうか。
「叩き上げ」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
最初から恵まれていたわけではなく下積み、苦労を重ねて一人前になったという意味です。
褒め言葉として使うこともできます。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。