「清廉潔白」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「清廉潔白」という四字熟語は一体どの様な意味があるのでしょうか。
使い方や類語なども併せて紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「清廉潔白」とは?
- 「清廉潔白」の語源や由来
- 「清廉潔白」の表現の使い方
- 「清廉潔白」を使った例文と意味を解釈
- 「清廉潔白」の類語や類義語・言い換え
「清廉潔白」とは?
「清廉潔白」の概要について紹介します。
- 「清廉潔白」の読み方
- 「人に対して後ろめたさがないこと」の意味
- 「私利私欲がなく不正をしないこと」の意味
「清廉潔白」の読み方
「清廉潔白」は「せいれんけっぱく」と読みます。
難しい言葉なので書き取り問題で出ることはあまりありませんが、読めるようにしておきましょう。
「人に対して後ろめたさがないこと」の意味
人に対して悪い感情を持つことがなく、誰に対しても罪悪感なく接することができる人を言います。
多くの人は他人に対して多少なりとも好き・嫌いがあり、表面的には上手く付き合っていても誰も見ていないところではつい差別をしてしまうことがあります。
その様なことが全くなく、誰に対しても態度を変えない人を表します。
「私利私欲がなく不正をしないこと」の意味
人は地位や名誉を手に入れてしまうと、つい私利私欲に走ってしまうものです。
政治家や有名人で犯罪を起こしてしまうのは、それ以上豊かになろうと欲張ってしまうからです。
その様な気持ちがなく、どんなに地位を得てからでも不正を嫌い常に公明正大な態度を取り続ける人を「清廉潔白」と言うのです。
「清廉潔白」の語源や由来
「清廉潔白」の語源は言葉の意味からきています。
「清廉」は「私利私欲のない清い態度」という意味です。
「潔白」は「心がけや行いが清く正しいこと」という意味です。
上記の言葉が組み合わさり「私利私欲がなく清く正しい心と態度を持った人」という意味で使われる様になりました。
特に由来となる引用はなく、漢字の意味を一つずつ拾って創られた言葉です。
「清廉潔白」の表現の使い方
「清廉潔白」の使い方を紹介します。
- 人の評価として使う
- 皮肉として使われることもある
- 女性に対して使う時には注意すること
人の評価として使う
「清廉潔白」は、周囲の人がその人を評価する言葉として使います。
自ら「清廉潔白」という言葉を使うのは政治家の選挙演説くらいで、信頼性に欠ける行為です。
皮肉として使われることもある
「清廉潔白」は元々良い意味ですが、「真面目過ぎてつまらない」「潔癖すぎて融通がきかない」などの皮肉の意味で使われることもあります。
「あの人は清廉潔白だからな」などと含みのある言い方をされた時には注意しましょう。
女性に対して使う時には注意すること
女性に対して「清廉潔白」と使うと「恋愛経験がない」「子供っぽい」という意味に取られることがあります。
どんな部分に対して「清廉潔白」だと思うのかなど、細かい気配りが必要になります。
「清廉潔白」を使った例文と意味を解釈
「清廉潔白」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「清廉潔白」を使った例文1
- 「清廉潔白」を使った例文2
「清廉潔白」を使った例文1
「彼は昔から清廉潔白でクラス委員や生徒会長に選ばれていた」
学生時代から公正な態度でものごとを執り行う人がいて、皆からの信望が厚くクラス委員や生徒会長に選ばれていたことを言い表しています。
「清廉潔白」を使った例文2
「清廉潔白な友人と付き合っていると少し窮屈に感じる」
私利私欲がなく真面目な友人と付き合っているのですが、親身になって接してくれているのは分っても融通が利かなくて窮屈に感じる様子を表しています。
「清廉潔白」の類語や類義語・言い換え
「清廉潔白」の類語を紹介します。
- 「聖人君子」【せいじんくんし】
- 「青天白日」【せいてんはくじつ】
「聖人君子」【せいじんくんし】
「高潔で徳が高く、知識や教養を兼ね備えた理想的な人物のこと」という意味です。
「青天白日」【せいてんはくじつ】
「清らかで後ろめたいところが全くないことのたとえ」という意味です。
スッキリと晴れわたった空とさんさんと降り注ぐ日の光という意味からきています。
「清廉潔白」は「人に対して後ろめたさがないこと」「私利私欲がなく不正をしないこと」という意味があります。
真面目で清らかな人に対して使って見ましょう。