「間が抜ける」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
間が抜ける、という表現を知っているでしょうか。
調子が外れた返事をしてしまったときなど、このような言い回しをした経験があるかもしれません。
ここでは、間が抜けるという言い回しについて紹介します。
目次
- 「間が抜ける」とは?意味は二つ
- 「間が抜ける」の語源や由来
- 「間が抜ける」の表現の使い方・注意点
- 「間が抜ける」を使った例文と意味を解釈
- 「間が抜ける」の類語や類義語・言い換え
「間が抜ける」とは?意味は二つ
これは、間が抜けるという表現の意味を2つ紹介します。
1つ目は上司が外れる、拍子抜けする、という意味であり、2つ目は大事なことが抜け落ちているという意味になります。
例えば拍子抜けした音楽や調子が外れた音楽などに対し、間が抜けた音楽などと表現することが可能です。
あるいは大事な話が抜け落ちており、なんとなくポイントが伝わっていない場合など、間が抜けた話、と表現できます。
オチがない話などは間が抜けた話だと言えますね。
最後まで聞いていてもよくわからなかった、などという場合に間が抜けているという言い回しが使えるのです。
「間が抜ける」の語源や由来
「間が抜ける」という言い回しの「間」という言葉には、演劇や舞踊における音と音、あるいは動作と動作、さらに台詞と台詞、などの間に入れる休みという意味があります。
つまり、表紙やリズムのことを指しており、演奏や演技で拍子が抜けてしまうことを抜ける、というのです。
ここから肝心なところが抜ける、という意味で「間が抜ける」という表現が使われるようになりました。
「間が抜ける」の表現の使い方・注意点
「間が抜ける」という表現は日常的にも使えます。
調子が崩れる、拍子抜けする、などという時に使える表現であり、例えば調子が崩れるような返事をした場合など、「「間が抜ける」返事だ」と言われることがありますね。
あるいは、やることに手抜かりがあり、愚かに見える状態などを「間が抜ける」と表現することも可能です。
例えば、高速道路で渋滞に巻き込まれてしまった時、やたらと調子が崩れた音楽を聞いたら嫌になってしまうかもしれません。
このような場合は間が抜けた音楽だといえます。
「間が抜ける」を使った例文と意味を解釈
「間が抜ける」という表現を使った例文を紹介します。
- 「間が抜ける」を使った例文1
- 「間が抜ける」を使った例文2
「間が抜ける」を使った例文1
「写真撮影をするといつもタイミングが悪く、間が抜けた顔になってしまいます」
最近はスマホなどでセルフィーを撮る人も増えましたが、集合写真などを撮るときにはどうしても間が抜けた顔になってしまって嫌だ、という人もいるかもしれません。
証明写真などを撮っても、どうしてもきれいな顔で移れない、と悩んでいる人もいるかもしれませんね。
「間が抜ける」を使った例文2
「みんながのんびりと会議をしていた時、彼の反応があまりにも冷静で間が抜けてしまいました」
1人だけ調子の狂ったことをしてしまうという事は、1人だけ冷静な可能性もあると言うことです。
みんながふざけながら会議をしている時や話し合っている時など、1人がやたらと冷静だったら、周りの調子も狂ってしまうかもしれません。
「間が抜ける」というのは1人だけふざけているなどという意味ではなく、このように1人だけ真面目である、という場合もあります。
「間が抜ける」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「間抜けな」【まぬけな】
- 「拍子抜けな」【ひょうしぬけな】
「間抜けな」【まぬけな】
間抜けという表現は多くの人が使った経験を持つのではないでしょうか。
これはうっかりミスが多い、おっちょこちょい、などという意味になり、人を罵る時にも使われる表現です。
「拍子抜けな」【ひょうしぬけな】
拍子抜けな、というのは物事や人物に張り合いがない、気が抜けている、という意味になります。
張り合いが抜けてしまったときにこの表現が使われます。
「間が抜ける」という表現は日常的にも使われますので、ぜひ覚えておきましょう。
間が抜けた返事などをしないようにしなければいけませんね。