「我に返る」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「我に返る」という表現を知っているでしょうか。
他のことに気をとられてしまったときなど、「我に返る」という表現が使われますね。
ここでは「我に返る」という表現について紹介します。
目次
- 「我に返る」とは?
- 「我に返る」の語源や由来
- 「我に返る」の表現の使い方
- 「我に返る」を使った例文と意味を解釈
- 「我に返る」の類語や類義語・言い換え
「我に返る」とは?
他に気をとられていたのが本心に返る時、「我に返る」という表現が使われます。
例えば、誰か好きな人ができて勉強なども手につかなくなってしまい、好きな人の事ばかり考えていたにもかかわらず、実はその人に恋人がいるということを知って我に返った、などという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
全然勉強が手につかなくなっているのに焦りも感じていなかったけれど、試験で悪い点数をとってしまい、やっと我に返ったという人もいるかもしれません。
これ以外にも、意識を取り戻すという意味で「我に返る」という表現が使われる場合もあります。
「我に返る」の語源や由来
「我に返る」という表現は本来の自分自身に戻るというところからできた言葉です。
元の状態に戻るという意味で返るという言葉が使われています。
「我に返る」の表現の使い方
我を忘れていた状態から平常に戻るという時にこの表現が使われます。
例えば、10代の頃は誰しも悪いことをした経験もあるのではないでしょうか。
もしかしたらその時にはそれが悪いということに気づかなかったかもしれません。
しかし、冷静になって考えるとそれがいかに悪いことだったか気づいた、我に返った、という表現が使えます。
勉強をおろそかにしてしまったけれど、いざ模擬試験などで悪い成績を見て我に返り、再び勉強するようになったということもあるかもしれませんね。
「我に返る」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「我に返る」を使った例文1
- 「我に返る」を使った例文2
「我に返る」を使った例文1
「好きな人ができて仕事慣れてばかりいたけれど、最近やっと我に返ったよ」
恋は盲目、という表現がありますが、恋をしてしまうと他の何も目に入らなくなってしまう、ということがありますよね。
受験生に恋は禁物などと言われることもありますが、特に受験勉強をしている人が恋に落ちてしまうと、勉強に身が入らなくなる可能性があります。
しかし、実際に成績が下がってしまって初めて「我に返る」という人もいるかもしれません。
好きな人ができるとダイエットやファッションに関心を持ったり、その人の事ばかり考えてしまうということもあるでしょう。
しかし、勉強をおろそかにしてしまってはもったいないです。
「我に返る」を使った例文2
「今までの体たらくな生活をしていたけれど、子供ができて我に返った」
どれだけ体たらくな生活をしていたとしても、いちど親になるとそのような生活はできないですよね。
確かに家事などを完璧にこなす必要はありませんが、やはり子供にしっかりとした生活習慣を身につけさせるためにも、親自身がきちんと生活しなければいけません。
自分が親になるということを自覚した時、「我に返る」という人もいます。
また、親になった自覚がなく体たらくの生活を続けてしまったとしても、ある時をきっかけに「我に返る」こともあるのではないでしょうか。
「我に返る」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「正気に戻る」【しょうきにもどる】
- 「意識を取り戻す」【いしきをとりもどす】
「正気に戻る」【しょうきにもどる】
正気に戻る、というのは一時的な事実状態から回復する、という意味になります。
意識を失っている時、その意識を取り戻すことを正気に戻る、と言います。
「意識を取り戻す」【いしきをとりもどす】
意識を取り戻す、というのは不明瞭だった意識がハッキリする、という意味になります。
意識が戻ると言われることもあります。
「我に返る」という表現は今までの自分を戒めるなどという時にも使われる表現です。
何かに没頭することも良いですが、大切なことを忘れないように生活したいですね。