「目も当てられない」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「目も当てられない」は、そのような状況に遭遇した時によく使われる表現です。
目次
- 「目も当てられない」とは?
- 「目も当てられない」の語源や由来
- 「目も当てられない」の表現の使い方
- 「目も当てられない」を使った例文と意味を解釈
- 「目も当てられない」の言い換え表現
「目も当てられない」とは?
「目も当てられない」は、とても見ていられないという酷い状況や場面に対して、そうだと表す為に使う言葉です。
また、「そんなことになっては目も当てられない」といった形で、まだ見ぬ状況などを想像して使うこともできます。
このような使い方の場合、「そんなことになっては大変だ」という意味を表現したいと解釈していいでしょう。
- 「目も当てられない」の読み方
「目も当てられない」の読み方
「目も当てられない」は、「めもあてられない」と読んでください。
そのまま読めばいいだけの言葉なので、読み方に関しては何も問題ないでしょう。
よく間違われる表記に、「目が当てられない」がありますが、これでは誤用になります。
しかし、検索エンジンでの正規表現での検索で、正しい形の「目も当てられない」が約100万件ヒットしますが、「目が当てられない」でも約10万件ヒットしてしまいます。
このことから、大雑把な計算ですが、10~11人に1人程度は「目が当てられない」と使っていると考えられるので、この間違いには注意してください。
「目も当てられない」の語源や由来
「目も当てられない」で使われている「当てる」は、対象になる事柄に視線を向けることです。
あまりの惨状に、それさえできないという意味となっている表現です。
その状況や場面に興味をもったり関わるところか、視線さえ向けられないという解釈になります。
「目も当てられない」の表現の使い方
この表現は、「とんでもないことだ」と解釈できる場合が少なくありません。
例えば、先の「そんなことになっては目も当てられない」は、そんなことになるのはとんでもないことだという意味に置き換えることができます。
「もう目もあてられない状況になっている」と使った場合も、「もうとんでもない状況になっている」という意味になり、それほど酷いことになっていると表現できます。
「目も当てられない」を使った例文と意味を解釈
「目も当てられない」を使った例文と、その意味の解釈です。
ここまでに説明してきた意味の通り解釈すれば問題ありません。
- 「目も当てられない」を使った例文1
- 「目も当てられない」を使った例文2
「目も当てられない」を使った例文1
「どれだけ目も当てられないことになっても、1人だけ逃げる訳にはいかない」
どれだけの惨状になったとしても、1人で逃げることはできないと使っています。
主にゲーム中で使われることの多い形ですが、実際にはそうなると分かっているのなら、さっさと逃げてしまった方がいいかも知れません(もちろん、その周りとの関係や状況次第です)。
「目も当てられない」を使った例文2
「この出した分だけでも売り切らないと、売上げが目も当てられない数字になってしまう」
売上げの数字が酷いことになるかも知れないと使っている例になります。
それも1つの状況で、このような使い方をしても構いません。
「目も当てられない」の言い換え表現
「目も当てられない」とよく似た意味の表現です。
言い換えに使うことができ、同じ意味を表す場合にこちらが用いられることも多いです。
- 「見るも無残な」【みるもむざんな】
「見るも無残な」【みるもむざんな】
この「見るも無残な」は、「目も当てられない」の言い換え表現として使えます。
「目も当てられないことになりそうだ」は、「見るも無残なことになりそうだ」とそのまま置き換えられます。
前述の数字に対しても使える表現で、「見るも無残な数字だ」という使い方も普通に見聞きします。
「目も当てられない」は、それほどの惨状を指して使う言葉だと覚えておきましょう。
当然、そんな状況などにはならないに越したことはありません。