「秘訣」とは?意味や使い方!例文や解釈
「秘訣」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「秘訣」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「秘訣」とは?
- 「秘訣」の表現の使い方
- 「秘訣」の類語や類似表現や似た言葉
- 「秘訣」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「秘訣」の反対語
- 「秘訣」の英語と解釈
「秘訣」とは?
「秘訣」とはあることを行うのに最も良い方法、上手い方法、奥の手、コツといった意味があります。
- 「秘訣」の語源や由来
- 「秘訣」の読み方
「秘訣」の語源や由来
「秘訣」という言葉のそれぞれの漢字の意味を見ていきましょう。
「秘」という字は隠して人に知らせないこと、計り知れない奥深いところ、奥義といった意味があります。
一方「訣」はきっぱりと別れを告げるという意味と、簡潔に言い切った秘伝の文句、奥義といった意味があります。
「秘訣」の「訣」は後者の意味合いがあるということがわかるかと思います。
それぞれの漢字の意味を確認することで「秘訣」という言葉の意味の理解が深まったことでしょう。
「秘訣」の読み方
「秘訣」と書いて「ひけつ」と読みます。
「秘訣」の表現の使い方
「秘訣」とは人に知られていない最も効果的な方法、とっておきの手段といった意味を持つ言葉です。
ビジネスシーンだけでなく日常的な場面、例えば料理の味付け、家事のコツ、マメ知識などといったことに「秘訣」という言葉は使われることが多い言葉ではないでしょうか。
使い方としては「この料理の秘訣を教えてあげる」「これが仕事を楽にする秘訣」といった風になります。
技芸などの深奥な方法、極意といった意味合いから、ちょっとしたコツといった意味合いまで広く「秘訣」といった言葉を使うことができますので便利と言えば便利です。
ただし誰でも知っているようなこと、常識的なことを教えた時は「秘訣」という言葉は適当ではありません。
それは少々大げさな言い方になってしまいますので「コツ」とか「ポイント」といった言葉にした方がいいでしょう。
「秘訣」の類語や類似表現や似た言葉
言葉の意味が理解できましたところで、「秘訣」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「奥義」【おくぎ】
- 「秘伝」【ひでん】
- 「奥の手」【おくのて】
「奥義」【おくぎ】
「奥義」とは学問や技芸の最も奥深いところという意味があります。
「奥義を極めるには相当の時間がかかるだろう」「奥義を記した本があったらしいが、すでに絶版だと思われる」などと使います。
「秘伝」【ひでん】
「秘伝」とは特に秘密にして、特定の人以外には教えないこと、またその事柄を言います。
「秘伝のスープ」「先祖代々、秘伝の味付けなのです」「秘伝の妙薬があると言う」などと使います。
「奥の手」【おくのて】
「奥の手」とはとっておきの有力な手段、最後の手、極意といった意味があります。
「奥の手を使う」「そんな、奥の手を隠していたのか」「そんな楽ができるような、都合の良い奥の手などはない」などと使います。
「秘訣」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「秘訣」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「秘訣」を使った例文1
- 「秘訣」を使った例文2
「秘訣」を使った例文1
「こんなに教育費がかかる時期に、お金を貯める秘訣があるのならぜひ教えてもらいたい」
「秘訣」にはある事を行うのに最も良い方法、コツといった意味があります。
例文の場合はお金を貯める最も良い方法、コツといった意味になるわけです。
「秘訣」を使った例文2
「そう簡単に秘訣を知られるわけにはいかない」
「秘訣」とは奥の手、奥義といった意味となりますから、そんなに誰にでも知られている内容ではありません。
むしろ隠していることです。
ですから「〇〇の秘訣」という言葉が使われる事に関しては、つい気になって見てしまうものです。
そもそも「秘訣」とは例文のように、そう簡単に誰でも知ることはできないことなのです。
「秘訣」の反対語
「秘訣」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「公然」【こうぜん】
- 「オープン」【おーぷん】
- 「表ざた」【おもてざた】
「公然」【こうぜん】
「公然」とは広く知れ渡っていること、おおっぴらであること、物事を人にはばかることなく行うさまを言います。
「これは公然たる事実です」「何も恐れることなく、公然と口にするのだった」などと使います。
また「公然の秘密」という言葉がありますが、これは表向きは秘密ですが、実際はみんな知っていることという意味になります。
「オープン」【おーぷん】
「オープン」とは隠し事がなく、あけっぴろげであることを言います。
「会議の内容は社員全員にオープンにすべきじゃないのか」「彼は誰にでもオープンな態度で話しかける」「もっと、オープンな雰囲気になるといいのに」などと使います。
「表ざた」【おもてざた】
「表ざた」とは世間に知られてしまうこと、みんなに知られてしまうこと、公になることという意味があります。
「隠していた不祥事が今になって表ざたになるとは皮肉なものだ」「こんなことが表ざたになったら会社の存続に関わるぞ」などと使います。
「秘訣」の英語と解釈
「秘訣」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“to secret”、“the key”、といった単語で言い表します。
例文は“the secret of my success”(私の成功の秘訣)、“The secret to staying healthy is to get up early.”(健康を保つ秘訣は早起きをすることです)となります。
いかがでしたでしょうか。
「秘訣」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「秘訣」とはある事を行うのに最も良い方法、上手い方法、コツ、奥の手といった意味があります。
ラフな感覚でも使いますし、奥義といったように重みのある意味合いでも使います。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしていくようにしましょう。