「白紙に戻す」とは？意味や類語！例文や表現の使い方

「白紙に戻す」とは?

「白紙に戻す」というのは物の価値をなくしてしまう、ダメにする、価値を失う、という意味になります。

「白紙に戻す」という表現は白紙に返すと言われることもあり、これはそれまでの経緯をなかったものとして元の状態に返す、という意味になります。

したがって、「白紙に戻す」という表現も今までのものをなかったものにする、という意味で使われます。

「白紙に戻す」の語源や由来

「白紙に戻す」という表現はご破算になる、やり直しになる、などという意味で使われます。

白紙という表現には議論や計画が始まっていない状態を指しており、それに戻すということで「白紙に戻す」という表現ができあがったのです。

「白紙に戻す」のビジネスでの表現の使い方

「白紙に戻す」という表現はビジネスでも使えます。

例えば、何か話し合いをしているときに「やはりこれはやめよう」「この計画はうまくいかないから、やめておこう」などとなった場合にこの表現が使えます。

また、誰かに対して断りのメールを出さなければいけない時など、「今回の件は白紙に戻していただけませんでしょうか」「今回の件は白紙に戻していただきたくお願い申し上げます」などと表現できます。

約束や依頼を撤回する場合は、申し訳ないという気持ちを相手に見せなければいけません。

「いちど白紙に戻していただけませんでしょうか」「なかったことにしていただけませんでしょうか」などという表現を使いつつ、申し訳ないという感情を忘れないようにしましょう。

「白紙に戻す」を使った例文と意味を解釈

ここでは例文を紹介します。

• 「白紙に戻す」を使った例文1
• 「白紙に戻す」を使った例文2

「白紙に戻す」を使った例文1

「彼女たちの結婚は白紙に戻されたらしいよ」

付き合ったからといって誰もがうまくいくとは限りませんし、婚約したとしても婚約破棄になってしまう可能性もありますよね。

結婚する約束をしたにもかかわらず、その約束を反故にして婚約破棄するという場合、「白紙に戻す」という表現が使えます。

婚約していなかったとしても、付き合いを解消する場合には「白紙に戻す」という表現が使えます。

婚約を解消した場合は慰謝料等も生じる可能性がありますし、少々厄介ではありますが、後悔するような結婚は避けたいものです。

「白紙に戻す」を使った例文2

「取引先との計画が白紙に戻され、辛いよ」

取引先と計画を進めている場合、その計画が中断してしまうととても辛いですよね。

それに向けて今まで費やしてきた時間も無駄になってしまったように感じるかもしれません。

その場合は少し休み、次の仕事に向けて力を尽くしていきましょう。

今回得た経験を生かして仕事を続けていきたいですね。

「白紙に戻す」の類語や類義語・言い換え

ここでは類義語を紹介します。

• 「なかったことにする」【なかったことにする】
• 「中断する」【ちゅうだんする】

「なかったことにする」【なかったことにする】

なかったことにする、というのは最初の失敗を感情に含めない、という意味もありますが、一からやり直す、それまでの経緯や話し合いの内容などを取り消す、という意味もあります。

契約の破棄や計画を中止する時などにこの表現が使われます。

「中断する」【ちゅうだんする】

中断する、という表現は一続きのものが中途で途切れる、途中でやめる、という意味があります。

何かを途中でやめてしまうのは大変ですが、その経験を生かして進んでいきたいものです。