「足を向けて寝れない」の意味とは!例文や表現の使い方
「足を向けて寝られない」という表現を知っているでしょうか。
誰かに対して感謝の気持ちを持つ時、このように表現した経験を持つ人もいるかもしれませんね。
ここでは「足を向けて寝られない」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「足を向けて寝られない」とは?
- 「足を向けて寝られない」の語源
- 「足を向けて寝られない」の表現の使い方
- 「足を向けて寝られない」を使った例文と意味を解釈
「足を向けて寝られない」とは?
「足を向けて寝られない」というのはお世話になった人に対し、心から感謝や畏敬の気持ちを示す言葉です。
大変お世話になった人のいる方角に向かって足を伸ばして寝るなど、そんな失礼な事はできないという意味になり、例えば「今の私があるのは先生のおかげです。
先生に足を向けて寝られません」のように表現します。
必ずしも足を向けて寝る寝ないという問題ではなく、これ自体が感謝を表す表現になるのです。
「足を向けて寝られない」の語源
それならば、「足を向けて寝られない」という表現はどのようにできあがったのでしょうか。
相手に対して足を向けたり、足の裏を向けたりするという事は相手よりも上の立場に立つということになります。
つまり、お世話になった人に対してそのような無礼な態度はできない、というところからこのような表現ができあがりました。
「足を向けて寝られない」の表現の使い方
誰かに対してお世話になった時、その人にお礼を言いますよね。
お礼をいうときに「あなたには足を向けて寝られません」と表現できます。
また、第三者のことを「あの人には本当にお世話になった」と表現する場合にも、「あの人には足を向けて寝られない」と表現できるのです。
実際に足を向けて寝るかどうかという事は関係なく、それほどまでに感謝の気持ちを持っているという意味になります。
「足を向けて寝られない」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「足を向けて寝られない」を使った例文1
- 「足を向けて寝られない」を使った例文2
「足を向けて寝られない」を使った例文1
「大学時代の恩師には本当にお世話になり、足を向けて寝られないよ」
大学時代はゼミなどで特定の教授にお世話になったという人もいるのではないでしょうか。
単位が危ない時に助言をもらった、どのように就職活動をすれば良いのか分からず、落ち込んでいた時に励まされた、という人もいるかもしれませんね。
最近では進路の相談に乗ってもらうなどという人もおり、大学の教授は学生たちに勉強を教えるという事だけではなく、就職という人生の選択肢に於いて大きな影響を与えた人物になりつつあります。
「足を向けて寝られない」を使った例文2
「母には本当にお世話になり、足を向けて寝られない」
「足を向けて寝られない」と感じるのは恩師だけではなく、両親に対しても同じなのではないでしょうか。
両親には本当にお世話になった、いつも助けてもらっている、などという場合、なかなか「足を向けて寝られない」と思う人もいるかもしれませんね。
「足を向けて寝られない」という表現はよく使われる言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
誰かに対して感謝の気持ちを伝えるときにこの表現が使えます。
実際にどちらの方角を向いて寝るかという事は関係なく、それほどまでに感謝をしているということを表す表現になります。
実際に枕を置く方角まで気にする必要はありません。