「ほとほと」の意味とは!例文や表現の使い方
「ほとほと」という表現を知っているでしょうか。
聞いた事はあるけれど意味はよくわからないという人もいるかもしれません。
ここでは「ほとほと」という表現について紹介します。
目次
- 「ほとほと」とは?
- 「ほとほと」の表現の使い方
- 「ほとほと」を使った言葉と意味を解釈
- 「ほとほと」を使った例文と意味を解釈
「ほとほと」とは?
「ほとほと」というのは全くもう、大変、という意味があります。
ほとんどの場合、嫌な思いをしたり困り果てたりした場合に使われ、例えば「ほとほと困り果てた」、「ほとほと愛想が尽きた」などと使われます。
うんざりした気持ちを表す表現であり、「ほとほと手を焼いている」などと言われる場合もあります。
「ほとほと」の表現の使い方
「ほとほと」という表現はうんざりした気持ちを表す場合に使える表現です。
例えば、誰かが出る違反をしている姿を見てしまったとしましょう。
歩きタバコやタバコのポイ捨てをしている人を見て、本当にうんざりしたのであれば、「歩きタバコをしている人を見て、ほとほと呆れてしまったよ」「タバコのポイ捨てなんてほとほと嫌になるよね」などと使えるのです。
うんざりした気持ちを表した時、「ほとほと」という表現を加えることでさらにうんざりしている気持ちを表すことが可能になります。
「ほとほと」を使った言葉と意味を解釈
ここでは「ほとほと」という表現を使った言い回しを紹介します。
- 「ほとほと困る」
- 「ほとほと呆れる」
- 「ほとほと感心」
「ほとほと困る」
「ほとほと困る」というのは本当に困っている、という意味になります。
例えば近所にゴミ出しのルールを守らない人がいて「ほとほと困る」お客さんの中にマナーが悪い人がいて「ほとほと困る」などと表現されます。
困るという言葉にはどう扱えば良いのかわからない気持ちになる、ある物事をどう判断して良いのか分からずに悩む、などという意味があり、「ほとほと困ると」いうのは本当に迷っている、どのように判断したらよいのか全然わからない、という意味になります。
「ほとほと呆れる」
「ほとほと呆れる」というのは本当にあっけにとられる、という意味になります。
例えば子供が毎日のように泥だらけになって帰ってくる、毎日帰りが遅くなる、などという場合、「ほとほと呆れる」という人もいるのではないでしょうか。
何度行っても改善されないなどという場合、怒りを越して呆れてしまうこともあるかもしれません。
「ほとほと感心」
感心という言葉には深く心に感じるという意味があり、褒め言葉として使われます。
つまり「ほとほと感心」という表現には本当に感心している、本当に素晴らしい、という意味があるのです。
「ほとほと」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「ほとほと」を使った例文1
- 「ほとほと」を使った例文2
「ほとほと」を使った例文1
「母は弟にほとほと手を焼いている」
「ほとほと」呆れられているのは自分ではなく、兄弟ということもあるかもしれませんね。
例えば弟は学校にもいかず仕事もしていない、それに対して焦りも感じておらず、ニートの生活を続けている、などということであれば、親が心配するということもあるのではないでしょうか。
何度言っても行動する気がなさそうな場合、「ほとほと」手を焼かれているかもしれませんね。
「ほとほと」を使った例文2
「あの人は何度言ってもルールを守ってくれず、ほとほと嫌になるよ」
ルールを守らないというのは問題ですよね。
何度言っても改善してくれない場合、本当に嫌になってしまうかもしれません。
ゴミ出しなどは他の人に迷惑をかける可能性がありますので、ルールを徹底する必要があります。
「ほとほと」という表現は日常生活でもよく使われる言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
何か強い気持ちを表現したい時、利用できると良いですね。