「打出の小槌」の意味とは!「年金を増やす打出の小槌は存在しない」の意味
「打出の小槌」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「打出の小槌」という言葉を使った例文や、「打出の小槌」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「打出の小槌」とは?
- 「年金を増やす打出の小槌は存在しない」の意味
- 「打出の小槌」が登場する昔話
「打出の小槌」とは?
「打出の小槌」という言葉を知っているでしょうか。
童話の一シーンが浮かんできた人もいるでしょう。
一方で、「打出の小槌」という言葉を、まるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「打出の小槌」という言葉の意味を紹介します。
- 「打出の小槌」の読み方
- 「打出の小槌」の意味
「打出の小槌」の読み方
「打出の小槌」は「うちでのこづち」と読みます。
「打出」は「うちで」、「小槌」は「こづち」と読みます。
難しい漢字が使われているため、読み間違えないようにしましょう。
「打出の小槌」の意味
「打出の小槌」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「打出の小槌」には、「振ると様々な物が出てくると言われている、伝説上の小さな槌」という意味があります。
「槌」は「ハンマー」や「とんかち」のようなものです。
欲しいものを想像しながら「打出の小槌」を振ると、願いどおりの物が目の前に現れる、お金が降り出てくる、願い事が叶うなどと言われています。
また比ゆ的に「打出の小槌」という言葉を使い、簡単にお金を儲ける方法などを表現することがあります。
基本的に夢のアイテムは夢の世界しかないため、このようなお金儲けの方法などないと考えた方がいいでしょう。
「年金を増やす打出の小槌は存在しない」の意味
「年金を増やす打ち出の小槌はない」という言葉は、2019年6月に安倍首相が国会閉幕後の記者会見で話した言葉になります。
会見で年金制度に触れて、冒頭の言葉を語りました。
「年金を増やす打ち出の小槌は存在しない」という言葉には、現実の世界には「打出の小槌」のような夢のアイテムはないため、年金不足問題に対して、万全な対策を講じる必要性がある、という意味があります。
また安倍首相は、日本経済を強くし、観光という一大産業にさらに投資をすると語りました。
「打出の小槌」が登場する昔話
「打出の小槌」の存在を、童話で知った人も多いのではないでしょうか。
「打出の小槌」が登場するのは、「一寸法師」になります。
一寸法師は、とても小さなお侍ですが、勇気があり、武芸も達者なので、鬼を倒せました。
鬼が持っていたアイテムのひとつが、「打出の小槌」です。
鬼が落していった「打出の小槌」を使い、一寸法師は立派なお侍になりました。
一寸法師の中で登場した「打出の小槌」は、一寸法師を大きくする力だけでなく、金銀を出すことや、疲れを取れるなど、たくさんの能力があります。
「打出の小槌」という言葉について見てきました。
振るだけでお金がザクザク出てくるような、夢のようなアイテムについて話をする時、また、そのような夢のアイテムや、お金儲けの話を聞いた時、「打出の小槌」という言葉を使ってみましょう。