「多岐亡羊」とは?意味!類語や言い換え
「多岐亡羊」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「多岐亡羊」という言葉を使った例文や、「多岐亡羊」の語源を紹介して行きます。
目次
- 「多岐亡羊」とは?
- 「多岐亡羊」の語源
- 「多岐亡羊」を使った例文や短文など
「多岐亡羊」とは?
みなさんは「多岐亡羊」という言葉を知っているでしょうか。
今回初めて、「多岐亡羊」という言葉を見たという人も多いでしょう。
そこで「多岐亡羊」という言葉の意味を紹介します。
- 「多岐亡羊」の読み方
- 「多岐亡羊」の意味
「多岐亡羊」の読み方
「多岐亡羊」は「たきぼうよう」と読みます。
「多岐」は「たき」「亡羊」は「ぼうよう」と読みます。
これを機会に、「多岐亡羊」は「たきぼうよう」と読みましょう。
「多岐亡羊」の意味
「多岐亡羊」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「多岐亡羊」には、「進路や方針が多すぎて、何を選べばいいか分からなくなる」という意味があります。
みなさんの中にも、たくさんの夢や目標、行きたい大学や会社、付き合いたい男性や女性がいるかもしれません。
しかしあまりにも多いと、何を選んでいいか分からなくなるでしょう。
このような状態を「多岐亡羊」という言葉で表現できます。
「多岐亡羊」の語源
「多岐亡羊」という言葉は、中国の戦国時代に生まれた言葉とされています。
ある家の羊が逃げたので追いかけたが、分かれ道が多すぎて見失ってしまいました。
その話を聞いた思想家が、「学問も同じで、細分化してしまうと真理を得るのが難しい」と言いました。
これが転じて、「分かれ道が多い道、細分化された学問」と同様に、進路や方針がたくさんあると、何を選んでいいか分からなくなってしまうという意味になりました。
「多岐亡羊」を使った例文や短文など
最後に「多岐亡羊」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「多岐亡羊」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「多岐亡羊」を使った例文1
- 「多岐亡羊」を使った例文2
「多岐亡羊」を使った例文1
「進路が『多岐亡羊』として、決められない」
この例文は、進路の希望がたくさんあるため、決定できないで困っている人の気持ちを文章にしたものです。
行きたい学校や会社が一つしか無ければ、迷うことはありません。
逆に進路の希望がありすぎると、一つに絞るのが難しくなるでしょう。
「多岐亡羊」を使った例文2
「夢が『多岐亡羊』としすぎていて、何も始められない」
夢がたくさんあることはいいことだとされていますが、この例文のように、夢がありすぎると、何も始められないかもしれません。
まずは夢の中に、「優先順位」を付けることが大切かもしれません。
そして一位になった夢以外は、いったん忘れて、全力を尽くしてみてはいかがでしょうか。
「多岐亡羊」という言葉について見てきました。
いくつもの方針や進路があり、結局迷って進めなくなった時などに、「多岐亡羊」という言葉を使ってみましょう。