「不倶戴天」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「不倶戴天」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「不倶戴天」という言葉を使った例文や、「不倶戴天」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「不倶戴天」とは?
- 「不倶戴天」の類語や類似表現や似た言葉
- 「不倶戴天」を使った例文や短文など
「不倶戴天」とは?
みなさんは「不倶戴天」という言葉を知っているでしょうか。
「不倶戴天」を座右の銘にしている人もいるかもしれません。
一方で、「不倶戴天」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「不倶戴天」という言葉の意味を紹介します。
- 「不倶戴天」の読み方
- 「不倶戴天」の意味
「不倶戴天」の読み方
「不倶戴天」は「ふぐたいてん」と読みます。
「不倶」は「ふぐ」、「戴天」は「たいてん」と読みます。
かなり難しい漢字が使われているため、初見で正しく読むのは難しいかもしれません。
これを機会に、「不倶戴天」は「ふぐたいてん」と読みましょう。
「不倶戴天」の意味
「不倶戴天」という言葉の意味を紹介します。
「不倶戴天」には、「恨みや憎しみの感情があるため、相手を生かしておけない」という意味があります。
また「復讐せずにはいられない」という意味もあります。
「不倶戴天」は、「ともには、てんをいただかず」と読み下せます。
「不倶」には、「一緒に何もできない」という意味があり、「戴天」には、「同じ空の下で暮らす」という意味があります。
「同じ空の下で一緒に何かをできない」という意味があります。
「不倶戴天」の類語や類似表現や似た言葉
次に「不倶戴天」の類語や類似表現を紹介します。
「不倶戴天」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「親の仇」【おやのかたき】
- 「リベンジ」【りべんじ】
「親の仇」【おやのかたき】
「親の仇」には、「ひどく嫌ったり、憎んでいる様子」という意味があります。
本当に親が殺されるなどして、恨みを持っている相手に対して使われることもありますが、多くは比喩表現として、「猛烈な憎悪の対象」に対して使われます。
「リベンジ」【りべんじ】
「リベンジ」には「雪辱」や「復讐」という意味があります。
一度、ケンカで敗れた相手に、雪辱を果たす時、「リベンジに成功する」などと言います。
「不倶戴天」を使った例文や短文など
続いて「不倶戴天」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「不倶戴天」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「不倶戴天」を使った例文1
- 「不倶戴天」を使った例文2
「不倶戴天」を使った例文1
「出世争いをしているAは、私にとっては『不倶戴天』の敵だ」
この例文は、同じ会社で出世争いをしているAに対して、激しいライバル意識を持っている人の心理を文章にしたものです。
出世争いを続ける間に、Aにひどいことをされたり、裏切り行為をされたりしたのかもしれません。
出世争いに勝ち、復讐を果たそうという強い気概が、「不倶戴天」という言葉に詰まっています。
「不倶戴天」を使った例文2
「『不倶戴天』の武将を倒し、天下統一を成し遂げる」
この例文は、戦国時代などに活躍した武将が、部下や家族に発したセリフを文章にしたものです。
戦国時代には下剋上という言葉があるように、配下の武将が大将を裏切り、領地を奪うような場面があります。
裏切りに遭った武将の子供は、死ぬ寸前まで追い込まれ、つらい思いをしながら大人になったかもしれません。
当然、裏切った武将を「不倶戴天」の敵だと感じているでしょう。
親の仇を決して許さず復讐を果たすとともに、他の波いる武将もなぎ倒して、天下統一をしようという気持ちが、「不倶戴天」という言葉から感じられます。
「不倶戴天」という言葉について見てきました。
激しい憎しみの感情を持ち、相手を絶対に許せないと感じた時は、「不倶戴天」という言葉を使ってみましょう。