「ストローマン論法」とは?意味!徹底解説
世の中には色々な論法がありますが、「ストローマン論法」というものがあります。
あまり聞き慣れない用語ですが、知る人ぞ知るものとして、知られている論法の1つです。
ここではこの「ストローマン論法」について見ていくことにします。
目次
- 「ストローマン論法」とは?
- 「ストローマン論法」の具体例
- 「ストローマン論法」の概要
- 「四大ウザい論法」とは?
「ストローマン論法」とは?
「ストローマン論法」とは、「ある議論に対して、反対意見を正しく応用しなかったり、内容を歪曲した内容にすり替えて反論する」論法で、誤った論法として位置付けられています。
このような論法は、決して珍しいことではなく、色々な場面でも、実際に耳にし
たり、体験することがあるかもしれません。
- 「ストローマン論法」と「藁人形論法」は同じ
「ストローマン論法」と「藁人形論法」は同じ
「ストローマン論法」は「すり替え論法」とも言えるのですが、「藁人形論法」と称されることもあります。
「ストローマン」の和訳が「藁人形」ということから来ています。
「ストローマン論法」の具体例
「ストローマン論法」の具体的な内容を挙げてみると、「子どもが屋外で遊ぶことは危険」という想定場面をイメージしてください。
このシチュエーションを反対する意見が出てくるのですが、その理由は「外で遊ぶことは精神的にいいことだ」という意見です。
その結果、「家の中で遊ぶことが悪いこと」となるわけです。
確かに子供を屋外で遊ばせることは、健康面でも精神面でもいいことですが、家の中にいるというだけで、その子供の成長が閉ざされるということは、極端な見方としか言いようがありません。
ちょっとした屁理屈のようにも思えますし、何らかの理由で外出できない子供さんは、どう扱うべきなのかと、別の議論も起こりそうです。
「ストローマン論法」の概要
「ストローマン論法」は、相手の意見を違った方法に変えてたり、その一部だけにフォーカスして解釈します。
そして、その曲げられた意見を相手が発言したのように言い返すのです。
また、追い討ちをかけるように、元々の意見を飲用しながら、否定しづらい変な持論で正当性をアピールします。
時には、相手の意見に賛成するように見せかけて、中途半端な同調論を出しつつ、最終的には、相手の考えを非難するのです。
「四大ウザい論法」とは?
その他に世の中には「四大ウザい論法」というものもあります。
「相関関係と因果関係」を歪めた「悪魔の証明」、ストローマン論法の「論点のすり替え」人の個性や信念を攻撃する「人身攻撃」が、これに当たります。
このように人が嫌悪感を覚えるような論法が存在しているのですが。
これらは全て周囲の人達と協調することができない人が、作り出した間違った論法なのかもしれません。
「ストローマン論法」というものは、一見難しい解釈になり、理解しづらい点もありますが、私達の身近な生活シーンやビジネスの世界でも存在しています。
ビジネスの場所では、社会的な常識を持たない人間が独自の理論を展開するだけでなく、訳の分からないすり替えで、自己を正当化するのです。
そんな人は周りから疎まれる存在なのですが、妙な存在感を発揮していたりします。