「へそを曲げる」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「へそを曲げる」という慣用句はどの様な意味があるのでしょうか。
意外な語源や類語なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「へそを曲げる」とは?
- 「へそを曲げる」の語源や表現の使い方
- 「へそを曲げる」を使った例文と意味を解釈
- 4「へそを曲げる」の類語や類義語・言い換え
「へそを曲げる」とは?
「へそを曲げる」の意味は以下の通りです。
- 「機嫌が悪くなり態度が頑なになること」の意味
- 「不満がありわざと意地悪をすること」の意味
「機嫌が悪くなり態度が頑なになること」の意味
何かの拍子に機嫌が悪くなり、意固地になってしまいこちらの言うことを聞いてくれなくなることを言います。
小さい子供に多く、特に理由がなく気分次第でその様な態度を取ることもあるのです。
一度意固地になると、いつもは興味を示していることに対しても興味を示さず、反抗的な態度を取り続けます。
「不満がありわざと意地悪をすること」の意味
相手に対して何らかの不満があり、いつもしてあげることをしないなど意地悪をすることを言います。
妻が夫の態度に不満を感じてお弁当を作ってくれなかったり、カップルで彼女が彼氏の態度に不満を持ちLINEに返信しないなどがあります。
「へそを曲げる」の語源や表現の使い方
「へそを曲げる」の語源は以下の2つです。
- 「身体の臍(へそ)説」
- 「綜麻(へそ)説」
- 「へそを曲げる」の表現の使い方
「身体の臍(へそ)説」
へそは身体の中心にあります。
「本来中心にある筈のものが曲がっている=意固地になって外れた行動をしている」という意味で「へそを曲げる」として使われる様になりました。
「綜麻(へそ)説」
身体の臍ではなく、織物の道具で「綜麻(へそ)」からきています。
「綜麻」は、織物を織る糸を何重にも巻きつけたもので「おだまき」とも呼ばれます。
この「綜麻」が曲がっていると、糸が上手にコントロールできずに織物の仕上りが悪くなってしまうことから、「へそを曲げる」と言われる様になりました。
「へそを曲げる」の表現の使い方
「へそを曲げる」は相手の機嫌が悪くなったと感じた時に使います。
自分では「へそを曲げた」と自覚する人が少ない為に、周囲の人が見て言う言葉です。
「へそを曲げる」は動詞で、名詞は「へそ曲がり」と言います。
「へそを曲げる」を使った例文と意味を解釈
「へそを曲げる」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「へそを曲げる」を使った例文1
- 「へそを曲げる」を使った例文2
「へそを曲げる」を使った例文1
「彼は自分のアイデアが採用されなかったのでへそを曲げてしまった」
会議で自分のアイデアを発表したのですが、残念ながら多数決で否決されてしまいました。
すると急に機嫌が悪くなり、投げやりな態度になってしまったことを表しています。
「へそを曲げる」を使った例文2
「すぐにへそを曲げるのは君の悪い癖だ」
何かあるとすぐに機嫌を損ねて態度が悪くなる人がいます。
それを直せば人間関係がうまくいくのに、というアドバイスを表しています。
4「へそを曲げる」の類語や類義語・言い換え
「へそを曲げる」の類語を紹介します。
- 「つむじを曲げる」【つむじをまげる】
- 「ふてくされる」【ふてくされる】
- 「すねる」【すねる】
「つむじを曲げる」【つむじをまげる】
「機嫌を損ねてわざと逆らったり意地悪をすること」という意味です。
「ふてくされる」【ふてくされる】
「不満から反抗的な態度を取ったり、投げやりな態度を取ること」という意味です。
「すねる」【すねる】
「自分の思い通りにならないので反抗的な態度をとること」という意味です。
「へそを曲げる」は「機嫌が悪くなり態度が頑なになること」「不満がありわざと意地悪をすること」という2つの意味があります。
扱いにくい人に対して使ってみましょう。