「詰む」とは?意味や使い方!例文や解釈
「詰む」とは、「将棋で王将の逃げ場がなくなり勝敗が確定すること」や「行き詰まること」を意味する言葉です。
「詰む」の「意味・読み方・ネットスラングの意味・使い方・類語(シソーラス)や言い換え・例文と解釈・人生詰んだの意味・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「詰む」とは?
- 「詰む」の表現の使い方
- 「詰む」の類語や類似表現や言い換え
- 「詰む」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「人生詰んだ」のネットスラングの意味
- 「詰む」の英語と解釈
「詰む」とは?
「詰む」という言葉は、「将棋で王将の逃げ場がなくなり勝敗が決まること」や「行き詰まること・事態に窮する(きゅうする)こと」を意味しています。
また「詰む」には、「布地などの目が密になって隙間がなくなる」といった意味もあります。
「詰む」という言葉は元々は将棋用語ですが、現在では「追い詰められて負けが確定する」や「八方塞がり・万事休すの状態に陥ってもう打つ手がない」といった意味合いで使われることが多くなっています。
例えば、「この将棋の試合は、後三手で詰むことになります」や「詰んだという状況にならないために、日々の努力や注意深さが大切なのです」といった文章で、「詰む」の意味を示すことができます。
- 「詰む」の読み方
- 「詰む・詰んだ」のネットスラングの意味
「詰む」の読み方
「詰む」の読み方は、「つむ」になります。
「詰む・詰んだ」のネットスラングの意味
「詰む・詰んだ」の表現はネットスラングとしても使われていますが、その場合の意味は「もう打つ手がなくてダメである」や「もう万策尽きて終わった」、「ゲームオーバーである(問題を解決するための選択肢がない)」などになります。
例えば、「会社で横領事件を起こした。
俺の人生、詰んだ」や「どうやっても挽回は不可能だ。
これは詰んだな」といった文章において、ネットスラングとしての「詰む・詰んだ」を使うことができます。
「詰む」の表現の使い方
「詰む」の表現の使い方は、「将棋で王将の逃げ場がなくなり勝敗が決まる場合」や「行き詰まってどうにもならない時・事態に窮した時」に使うという使い方になります。
「詰む」というのは、「万策尽きて(選択肢が無くなって)どうしようもならない事態に追い込まれた時」に使う表現なのです。
例えば、「詰んだように見えても、あなたの人生にはまだ希望が残っています」や「どうすれば相手を詰むことができるかを徹底的に考えるのが将棋です」といった文章において、「詰む」の表現を正しく使用することができます。
「詰む」の類語や類似表現や言い換え
「詰む」の類語・類似表現・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「追い詰められる・打つ手がなくなる」
- 「希望を失う・絶望する」
- 「万策尽きる・八方塞がり」
「追い詰められる・打つ手がなくなる」
「詰む」の類語・言い換えとして、「追い詰められる・打つ手がなくなる」があります。
「詰む」という表現は、「追い詰められて選択肢がなくなること」や「どうしようもならなくなること」を意味しています。
その意味合いから、「詰む」という表現は「追い詰められる・打つ手がなくなる」という表現で言い換えることが可能です。
「希望を失う・絶望する」
「詰む」の類似表現・言い換えとして、「希望を失う・絶望する」があります。
「詰む」という表現は、「行き詰まって希望が無くなること」や「事態を挽回できる希望・可能性が無くなって絶望すること」を意味しています。
それらの意味から、追い詰められてダメになることを意味する「詰む」と近しい意味を持つ類似表現として、「希望を失う・絶望する」を指摘することができます。
「万策尽きる・八方塞がり」
「詰む」の類語・言い換えとして、「万策尽きる(ばんさくつきる)・八方塞がり(はっぽうふさがり)」があります。
「万策尽きる」という表現は、「あらゆる選択肢やアイデアを使い果たして無くなった状態」を意味しています。
「八方塞がり」というのは、「追い詰められてどこにも居場所がないこと」や「有効な方法・手段が何もなくて事態に窮すること」を意味する表現です。
それらの意味から、事態に窮することを意味する「詰む」の表現は、「万策尽きる・八方塞がり」という表現に言い換えることができるのです。
「詰む」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「詰む」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「詰む」を使った例文1
- 「詰む」を使った例文2
「詰む」を使った例文1
「将棋で強い相手を詰むためには、無数の棋譜(きふ)を暗記して相手よりも先の展開を読めるようにならなければいけません」
この「詰む」を使った例文は、「将棋で強い相手の王将を追い込んで勝ちを決めるためには、無数の棋譜(きふ)を暗記して相手よりも先の展開を読めるようにならなければならない」ということを意味しています。
「詰む」を使った例文2
「大切な試験の前日なのにスマホゲームばかりしてまともに勉強していなかった…詰んだ」
この「詰む」を使った例文は、「大切な試験の前日なのにスマホゲームばかりしてまともに勉強していなかった…もう打つ手がない(どうしようもならず、万事休すである)」ということを意味しています。
「人生詰んだ」のネットスラングの意味
「人生詰んだ」というネットスラングの意味は、「人生が終わった・人生の巻き返しが不可能になった」や「人生の有効な選択肢がなくなった」などになります。
「人生詰んだ」のネットスラングは単純に「詰んだ」という言葉で表現されることもあります。
「詰んだ」と類似の意味を持つネットスラングとして「オワタ」もありますが、「詰んだ」の方が「万策尽きた・年齢的にどうしようもない(特に就職・結婚などに対する希望が失われた)・何もできることがなくなって終わりだ」といったニュアンスが強めになっているという違いがあります。
「詰む」の英語と解釈
「詰む」という言葉を英語で表現すると、“checkmate”(チェス用語で将棋の詰んだ状態を意味します)や“I'm so screwed”(詰んだ・どうしようもならない状態に巻き込まれた)、“It's over for me”(詰んだ・もう終わってしまった)、“I don't have a hope(chance)”(詰んだ・希望やチャンスがない)などになります。
- “I couldn't work because of my illness. I don't have a hope.”
“I couldn't work because of my illness. I don't have a hope.”
「詰む」を使ったこの英語の例文は、「病気によって働けなくなった。
詰んだ(希望がない)」ということを意味しています。
「詰む」という言葉について徹底的に解説しましたが、「詰む」には、「将棋で王将の逃げ場がなくなり負けが決まること」や「窮して行き詰まること」などの意味があります。
「詰む」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「追い詰められる・打つ手がなくなる」「希望を失う・絶望する」「万策尽きる・八方塞がり」などがあります。
「詰む」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。