「顔色」とは?意味や使い方!例文や解釈
「顔色」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「顔色」という言葉を使った例文や、「顔色」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「顔色」とは?
- 「顔色」の類語や類似表現や似た言葉
- 「顔色」を使った例文や短文など
- 「顔色」を使った言葉と解釈
「顔色」とは?
みなさんは「顔色」という言葉を知っているでしょうか。
二日酔いで会社に行った時、周囲の人に「顔色が悪い」などと言われた経験があるかもしれません。
一方で、「顔色」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「顔色」という言葉の意味を紹介します。
- 「顔色」の読み方
- 「顔色」の意味
「顔色」の読み方
「顔色」は「かおいろ」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に、「顔色」は「かおいろ」と読みましょう。
「顔色」の意味
「顔色」という言葉の意味を紹介します。
「顔色」には、「顔の色」という、そのままの意味があります。
二日酔いで「顔色が悪い」と言われる時は、体調が悪く肌の色が本当に悪かったのではないでしょうか。
また「顔色」には、「心の様子が表れた、顔の表情」という意味があります。
「顔色をうかがう」という言葉には、「顔の表情を見て、そこに隠された心の様子を探る」という意味があります。
このように「顔色」には、「顔の色」「心の様子が表れた、顔の表情」という意味があります。
「顔色」の類語や類似表現や似た言葉
次に「顔色」の類語や類似表現を紹介します。
「顔色」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「表情」【ひょうじょう】
- 「顔つき」【かおつき】
- 「気色」【きしょく】
- 「相好」【そうごう】
- 「面構え」【つらがまえ】
- 「形相」【ぎょうそう】
- 「血相」【けっそう】
「表情」【ひょうじょう】
「表情」には、「気持ちや顔つきや、身振りに表すこと」という意味があります。
また「感情が顔など、外に表れたもの」という意味があります。
「表情が豊か」という場合は、気持ちにより、顔の表情が次々に変化することを言います。
「顔つき」【かおつき】
「顔つき」には、「顔の表情」「顔の様子」という意味があります。
「悲しそうな顔つきをする」という場合は、悲しそうな顔をするという意味があります。
「気色」【きしょく】
「気色」には、「思いが顔色に表れること」という意味があります。
「気色をうかがう」という言い回しには、「顔色をうかがう」と同様に、顔に表れた思いを探るという意味があります。
「相好」【そうごう】
「相好」には、「顔つき」という意味があります。
可愛い女性を見た時に、顔の表情が崩れてしまう男性がいますが、そのような様子を、「相好を崩す」と言います。
「面構え」【つらがまえ】
「面構え」には、「顔のそなえ」という意味があります。
「ふてぶてしい面構え」には、「気持ちが強そうな顔のそなえ」という意味になります。
どちらかといえば、「強そう」「悪そう」な顔つきの人に対して、「面構え」という言葉を使います。
「形相」【ぎょうそう】
「形相」には、「激しい感情が表れた、顔の表情」という意味があります。
「鬼の形相」という言葉には、「怒りなどの感情が表れた、鬼のような顔の表情」という意味があります。
「血相」【けっそう】
「血相」には、「顔の表情」「顔色」という意味があります。
「血相を変える」には、心配や怒りなどにより「顔色を変える」という意味があります。
「顔色」を使った例文や短文など
「顔色」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「顔色」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「顔色」を使った例文1
- 「顔色」を使った例文2
「顔色」を使った例文1
「廊下を走っていたら、先生が『顔色』を変えて、私をにらんだ」
この例文には、廊下を走ってはいけない学校で廊下を走ってしまい、先生に怒られた場面を文章にしたものです。
先生は単に叱るだけでなく、怒りの感情によって「顔色」を変えて、生徒をにらんでいます。
このように、感情が表れている表情を、「顔色」と言います。
「顔色」を使った例文2
「会社が倒産すると聞かされて、『顔色』がみるみる青くなる」
この例文に登場する人は、会社が倒産すると聞いて、ショックが顔に表れています。
ショックが強いと、実際に顔が青くなることがあるため、その場合の「顔色」は「顔の色」という意味になります。
またショックが顔の表情に表れている場合は、心の中の様子が表情に表れたという意味での、「顔色」になります。
この例文のように、どんどん「顔色」が変化している場合は、本当に顔の色が青く変化しているのかもしれません。
「顔色」を使った言葉と解釈
最期に「顔色」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「顔色」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「顔色を変える」【かおいろをかえる】
- 「顔色を見る」【かおいろをみる】
- 「顔色ひとつ変えない」【かおいろひとつかえない】
「顔色を変える」【かおいろをかえる】
「顔色を変える」には、「顔の色を変える」「心の持ちようが表れた顔の様子」という意味があります。
怒りの感情が顔に表れた時、また残念な気持ちが感情に表れた時、「顔色を変える」と言います。
「怒りのあまり顔色を変える」「残念過ぎて、顔色が変わる」などという使い方をします。
「顔色を見る」【かおいろをみる】
「顔色を見る」という言い回しもあります。
「顔色を見る」には、「人の顔に表れた表情を見て、相手の意向や機嫌をうかがう」という意味があります。
例えば、上司に仕事の進捗具合を告げる時は、上司の機嫌が良い時の方がいいはずです。
そのため、上司の「顔色を見て」、機嫌をうかがい、良い「顔色」の時を選んで仕事について報告します。
このように、顔の表情を通じて、相手の心の様子を読み取ろうとする時、「顔色を見る」と言います。
「顔色ひとつ変えない」【かおいろひとつかえない】
「顔色ひとつ変えない」には、「顔の表情に、気持ちが出ない」という意味があります。
例えば動揺する場面では、驚いた気持ちが表情に表れてしまうでしょう。
しかし、ジェットコースターなどに乗っても、まるで表情が変わらず、何を考えているか分からないような人は、「顔色ひとつ変えない人」と言われます。
「ポーカーフェイス」とも言われるように、自分の感情が相手に伝わらないように心掛けている人は、どのような場面でも「顔色ひとつ変えない」のではないでしょうか。
「顔色」という言葉について見てきました。
誰かの表情を見た時に、その人の気持ちが透けて見えるような時、「顔色」という言葉を使ってみましょう。