「顔色を変える」とは？意味や類語！例文や表現の使い方

「顔色を変える」とは?

「顔色を変える」という言葉を知っているでしょうか。

職場でミスをした部下の報告を聞き、上司が「顔色を変える」のを見たことがあるかもしれません。

一方で、「顔色を変える」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。

そこで「顔色を変える」という言葉の意味を紹介します。

• 「顔色を変える」の読み方
• 「顔色を変える」の意味

「顔色を変える」の読み方

「顔色を変える」は「かおいろをかえる」と読みます。

「顔色」は「かおいろ」、「変える」は「かえる」と読みます。

特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。

「顔色を変える」の意味

「顔色を変える」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「顔色を変える」には、「感情の変化が、顔の表情の変化に現れる様子」という意味があります。

イライラした時、イライラした顔に表情が変化する時、「顔色を変える」と言います。

例えば、ミスをしてしまった部下の報告を聞いた時、上司が「顔色を変えた」場合、怒りの表情に変わったと予想できます。

また「顔色を変える」は、嬉しい表情、楽しい表情に変わるのではなく、怒りや興奮、緊張など、どちらかと言えばネガティブな方向に表情が変わる時に使う言葉です。

このように「顔色を変える」には、「感情の変化が、顔の表情の変化に現れる様子」という意味があり、怒りを中心とした感情の変化に対して使われます。

「顔色を変える」の類語や類似表現や似た言葉

次に「顔色を変える」の類語や類似表現を紹介します。

「顔色を変える」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

• 「怒りをむき出しにする」【いかりをむきだしにする】
• 「鬼の形相」【おにのけいそう】

「怒りをむき出しにする」【いかりをむきだしにする】

「怒りをむき出しにする」には、「怒りの感情を、隠さずに表に出す様子」という意味があります。

ビジネスシーンでは、怒りの感情を抱いても、できるだけポーカーフェイスでいようとしますが、怒りが爆発した時などは、誰が見ても怒っている様子になります。

このような様子を「怒りをむき出しにする」と言います。

「鬼の形相」【おにのけいそう】

「鬼の形相」は「人の怒りに満ちた表情を鬼の顔に例えたもの」という意味があり、怒りの感情が表情に作用することを言います。

優しいイメージの人が、「鬼の形相」になると、ギャップもあり、怖いかもしれません。

「顔色を変える」を使った例文や短文など

続いて「顔色を変える」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「顔色を変える」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。

• 「顔色を変える」を使った例文1
• 「顔色を変える」を使った例文2

「顔色を変える」を使った例文1

「授業中に寝ている生徒に気付き、先生が『顔色を変える』」

この例文は、怒りの感情により、顔の表情が変わる、典型的な例でしょう。

授業中に寝ている生徒を見た先生は、「鬼の形相」になるかもしれません。

「顔色を変える」を使った例文2

「A君の彼女は浮気を告白され、『顔色を変える』ことはなかったが、全身が震えていた」

この例文に登場するA君の彼女は、ポーカーフェイスを作るのが上手なのでしょう。

しかし、体の震えまでは隠せなかったようです。

逆に言えば、それだけ彼女を怒らせてしまったわけで、この後のA君のことを思うと思い遣られます。

このように「顔色を変える」ことはなくても、声のトーンが変わったり、体が緊張してこわばったりするなど、激しい怒りにより、心身に異常が出ることがあります。