「黒山の人だかり」とは?意味!例文や類語
テレビの報道番組などでレポーターが「黒山の人だかり」などと実況解説をしていることがあります。
一体どの様な意味なのか、ユニークな語源も含めて紹介します。
目次
- 「黒山の人だかり」とは?
- 「黒山の人だかり」の語源や由来
- 「黒山の人だかり」の表現の使い方
- 「黒山の人だかり」を使った例文と意味を解釈
「黒山の人だかり」とは?
「黒山の人だかり」の概要について紹介します。
- 「黒山の人だかり」の読み方
- 「黒山の人だかり」の意味
「黒山の人だかり」の読み方
「黒山の人だかり」は「くろやまのひとだかり」と読みます。
「黒山」を「こくさん」「こくざん」と読み間違わない様にしましょう。
「黒山の人だかり」の意味
「黒山の人だかり」の意味は、「大勢の人達が集まっている様子」です。
休日の観光スポットや、オープンしたばかりのファッションビルなどに、大量の人が押し寄せて地面が見えない位になることを言います。
何か催しやパフォーマンスなどがあり、それを目的に集まって来た人達のことを表現する言葉です。
「黒山の人だかり」の語源や由来
「黒山の人だかり」の語源は、言葉の意味からきています。
「黒山」とは人のことで、これは日本人の髪の色が黒くて、大勢集まると上から見た時に一面真っ黒に見えたことに由来しています。
現在では日本人でも髪の色を染めていたり、帽子をかぶっている人が増えましたが、昔は皆黒髪で外出していることが多かったのです。
「人だかり」は「人集まり」と書くこともあり、「一つの場所に大勢の人が群がること」という意味があります。
黒髪の人達が一つの場所に大勢群がっている様子に使われる様になりました。
「黒山の人だかり」の表現の使い方
「黒山の人だかり」の使い方を紹介します。
- その場所がいっぱいになった時
- 「黒山の人だかりです・だ」として使う
その場所がいっぱいになった時
「黒山の人だかり」は、人が大勢集まってその場所が一杯になった時に使われます。
場所が広くても狭くても、それに見合う大勢の人達が集まることを表しているのです。
「黒山の人だかりです・だ」として使う
「黒山の人だかり」はこのフレーズだけで「大勢の人達が集まっていること」を表します。
ひとりひとりがどの様な人なのかということは関係ありません。
基本的に「黒山の人だかりです」「黒山のひとだかりだ」として使われ、特に人を特定する言葉は使われません。
「黒山の人だかり」を使った例文と意味を解釈
「黒山の人だかり」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「黒山の人だかり」を使った例文1
- 「黒山の人だかり」を使った例文2
「黒山の人だかり」を使った例文1
「年末年始には近所の神社は黒山の人だかりになる」
大きな神社は正月の初もうで客で大混雑します。
中には大晦日の夜から行列を作って待っている人もいる程です。
神社としても入場制限を行っていますが、境内はどうしても混雑してしまうのです。
「黒山の人だかり」を使った例文2
「芸能人がビルの中にいると聞いて黒山の人だかりができていた」
そのビルに芸能人が撮影に来ていると噂が流れて、周辺が大混雑している状態です。
特にアイドル系の場合、若い女性が大勢押しかけてパニック状態になることもあります。
「黒山の人だかり」は「大勢の人達が集まっている様子」という意味です。
混雑している場所に行った時に使ってみましょう。