「寄ってたかって」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「寄ってたかって」という表現を知っているでしょうか。
「寄ってたかって」いじめる、などという表現もありますよね。
ここでは「寄ってたかって」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「寄ってたかって」とは?
- 「寄ってたかって」の語源
- 「寄ってたかって」の表現の使い方
- 「寄ってたかって」を使った例文と意味を解釈
- 「寄ってたかって」の類語や類義語・言い換え
「寄ってたかって」とは?
「寄ってたかって」というのは大勢寄り集まって、という意味になります。
みんなで、という意味があり、人数が多いことを利用して物事をする、などというニュアンスがあります。
数に任せて、数の力で、などと言い換えられることもあり、大勢がよって集まるという意味になるのです。
- 「寄ってたかって」の読み方
「寄ってたかって」の読み方
「寄ってたかって」という表現は「よってたかって」と読みます。
寄り集まって、集まって、などと同じ意味になりますので、ぜひ覚えておきましょう。
「寄ってたかって」の語源
「寄ってたかって」という表現の語源は大勢で寄り集まって、というところから来ています。
寄るという言葉には自然に、または自発的に近づく、ある人やもの、ある場所に向かって近づく、近寄る、という意味があり、たかるという言葉には1カ所に集まる、寄り付く、という意味があるのです。
また、たかるという言葉には大勢の人が好奇心などによって集まるという意味があるため、野次馬的な意味も持ち合わせています。
「寄ってたかって」の表現の使い方
「寄ってたかって」という表現は大勢の人が集まって何かをするときに使われます。
例えば、最近ではマスコミが一般人を「寄ってたかって」取材したり、「寄ってたかって」一般人を叩いたり、ということがありますね。
例えば事件などが報道されると、そのニュースを取材するために被害者を叩く、などということもあります。
あるいは事件現場をマスコミが「寄ってたかって」取材するため、献花台の前にマスコミが座り込んでいたために非難されたこともありました。
このような場合にも「寄ってたかって」という表現が使われます。
「寄ってたかって」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「寄ってたかって」を使った例文1
- 「寄ってたかって」を使った例文2
「寄ってたかって」を使った例文1
「マスコミが寄ってたかって一般人を叩くなんてありえない」
政治家などであれば、マスコミから取材を受け、いろいろ非難されるということもあるかもしれません。
しかし、一般人がマスコミから「寄ってたかって取材を受け、叩かれる」などという事はあってはいけないと考える人たちも珍しくありません。
確かに人間には知る権利がありますが、それと同時にプライバシーも守られなければいけないのです。
近年のマスコミの対応には批判の声が上がっています。
「寄ってたかって」を使った例文2
「どうやら彼女は寄ってたかっていじめられていたらしい」
いじめはあってはならないものですが、いまだになくならないものでもあります。
いじめには生徒だけではなく、教師や保護者もしっかりと関わっていかなければいけません。
いじめた側は忘れてしまうかもしれませんが、いじめられた側はその経験を忘れられず、いつまでもトラウマのように引きずってしまうこともあります。
いじめの問題はしっかりと解決する必要があるのです。
「寄ってたかって」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「人海戦術で」【じんかいせんじゅつで】
- 「大人数で」【だいにんずうで】
- 「寄り集まって」【よりあつまって】
「人海戦術で」【じんかいせんじゅつで】
人海戦術、というのは多くの兵員で損害を顧みず、数の力で敵軍を押し切ろうとする戦術を指しています。
大人数で物事に当たるという意味があり、例えばビジネスなどでも大人数で事に当たるときにこの表現が使われます。
「大人数で」【だいにんずうで】
大人数で、というのは多くの人で、という意味になります。
多くの人数で何かをする時、この表現が使われます。
「寄り集まって」【よりあつまって】
寄り集まって、というのは多くの人が1カ所に集まって、という意味になります。
例えば街の人たちが広場に集まる時、寄り集まるという表現が使われます。
「寄ってたかって」という表現は日常的にも使われますので、ぜひ覚えておきましょう。
人数ではどうにもならないこともありますし、大人数で対処すると失敗してしまうこともありますので、時と場合に応じて臨機応変に対応していかなければいけません。